8月10日〜11日にビジョンミーティングを行いました。
ビジョンミーティングとは、年に一度コクレオの森のこれからのビジョンを考えたり、改めて自分自身とコクレオの森のビジョンとのつながりを感じる時間となっています。
昨年度は、「コクレオの森の存在目的を考える」というテーマで二日間じっくり対話しました。
ここで生まれたwhy.what.howはコクレオの森の内部の人にとって、強くそうだなと思えるものでした。
why(存在目的・パーパス)
私を生きる人が増える
what(提供価値・バリュー)
自分も人も大切にすること
how(あり方・方法・スタンス)
信頼・対等・対話
コクレオの森はこどもの森・こそだての森・おとなの森・ミライの森と4つの森事業を行っていますが、上の言葉はこれら全てに通ずるものです。
昨年度までは会員方と一緒に開催してきましたが、今回は理事会と運営委員会、コクレオの森のスタッフのメンバーで、指定管理先の黒川里山センターを利用してビジョンミーティングを行いました。
これまでの成果を可視化する
午前中は、「これまでの成果を可視化するワーク」ということで、前回のビジョンミーティングから今までのことを動画を通して振り返り、この1年でどんなことが実現できたのかを振り返りました。
こどもの森・おとなの森・こそだての森・ミライの森・里山センター・事務と6つに付箋を分け、それぞれ成果だと思うことを書いていきました。
「自分がやったことだけではなくて、誰かがやってくれたことに思いを馳せながら書いてほしい」
「こういうことができたんだということをみんなで確認して、そのときそのときの実現できたことを喜びあって進んでいけたらと思う」
ということを午前中のファシリのみほさんが話してくれました。
その後は、それぞれで成果を付箋に出したものを、こどもの森・おとなの森・こそだての森・ミライの森・里山センター・事務の6つのグループに分かれて、整理していきました。
最終的に整理したものをりんごの紙に書いて、全体で共有しました。
それぞれの成果はこちらです👇
こどもの森
各クラスがそれぞれに子どもの様子を見ながら変わり続けていることや、保護者の関わりがたくさんあったこと、マスコミの取材が多かったことなどが取り上げられました。
こそだての森
「だんでらいおん」という子育て広場を運営し、地域の人に伝えられたことや、子育てカフェを続けてきていること、里山でのそらや森のアトリエの活動について取り上げられました。
おとなの森
manabeeや教育カフェ、もりラボを通して、人生の実践や対話への入り口など深く自分とつながれる機会をもうけられたことや、遊ぶということも真剣にやったことが取り上げられました。
ミライの森
サスまなで新しい学びを実現するサポートができていることや、金曜夜のスナックコクレオを通して、地道に共感の輪を広げてきたこと、そして新しい学校をつくるためのスタート地点(廃校の優先交渉事業主になったこと)などが取り上げられました。
黒川里山センター
黒川でのそらや森のアトリエなどの活動が指定管理につながったことや、こどもの居場所だけでなく、地域の人の居場所になりつつあること、また文化の継承の役割も担ってきていることなどが取り上げられました。
また、黒川里山センターをハブに里山文化圏が広がっていて、それが優先交渉事業主となった六瀬中学校の地域にもつながっていることがわかりました。
里山文化圏は東谷・中谷・西谷とあるのですが、黒川が東谷で六瀬が中谷と言われているそうです。黒川里山センターを指定管理を担っていることや六瀬中学校の廃校を利用できることになったことに文化圏のつながりのご縁を感じました。
事務
事業スタッフと事務スタッフの役割の明確化が進んでいることや、ビジョンミーティングを通してMVVの言語化と理解が進んだこと、外部への発信や、20周年記念を実施できたことが取り上げられました。
思い出したり、整理したりと大変な作業でしたが、終わってみるとこの1年でこれだけものことができたんだということや、自分だけでなくいろんな人が関わってやってくれていることなどを実感し、心があたたかくなる時間になりました。
午前中お疲れさまでした!
午前中は、これまでのことを振り返ったので、午後からはこれからのことを考える時間をとりました。そちらについては続きのブログをご覧ください。
(T.Y)