【ManabeeAチーム共育プログラム】「持ち味をいかそう!快適無人島ライフ」

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今年度Manabeeプログラム受講者のみなさんに
こどもの森の子どもたちに向けて、共育プログラムを実施していただきました。

 

Manabeeプログラムとは、
箕面こどもの森学園20年の歴史の中で培ってきた
こどもまんなかの学びの場づくり4つのエッセンス(自己肯定感・自己決定・対話・ESD)を共有し、対話やアクティビティを通して体験的に学んでいただくプログラムです。

今回はManabee Aチームのみなさんの実践報告です。
以下、Aチームのメンバーが書いてくださった文章を掲載いたします。

 


どんな共育プログラムにしよう?
対話を重ねながら作り上げていきました。

Aチームのプラン名は「持ち味をいかそう!快適無人島ライフ」です。

プログラムを実施するにあたって、

・ゲーム感覚で楽しめるプランをしてみたい!

・自分のいいところ、友達のいいところを知るような活動

・ゲームを進める中でチームワークや助け合いを経験する

という構想が出てきました。

 

まず「私たちが楽しむこと」を大切にして、話し合うことを意識しました。

「無人島」というキーワードが話し合い当初から出て、ミッションをクリアしていくプログラムは面白いのではないかと私たちの心もウキウキして、プランを考えることになりました。

 

活動のめあては

・友達のいいところを見つけよう

・それぞれの持ち味をいかそう

・協力するうえで大切なことを考えよう

としました。

 

プログラムの流れは、

あいさつ自己紹介 5分

アイスブレイク・チーム分け 10分

ミッションタイム30分

無人島のデザイン過ごし方を考えるアレンジタイム 40分

休憩 5分

ふりかえり・発表 20分

です。

 

プログラム当日

チーム分けは、アイスブレイクとして「じゃんけんハイタッチゲーム」をしながら、学年が偏らないようにバランスを考えた3チーム(1チーム5人)にしました。

これから楽しい時間を過ごすスイッチが入るような盛り上がる雰囲気づくりを目指しました。

 

いよいよミッションタイムです。

ミッションに取り組む中で、チームメイトと力を合わせたり、得意不得意を補い合って自分や相手を知ることにつながることを目的としました。

ミッションタイムは、ミッションのお題が書かれた紙のくじ引きを引いて、出たミッションにチームで取り組んでいきます。1つ5分程度でできるお題を17個準備しました。

例えば、背中に文字を指で書いてリレーする伝言ゲーム、漢字クイズ、チラシをびりびりやぶいて欲しいものを見つけるゲーム、庭に出て五感を感じるゲーム、カエルの逆立ちのポーズを3秒キープする、絵しりとり、クイズなどがあります。

ミッションをクリアすると、無人島生活に必要なもの(道具、乗り物、食材、動物など)が描かれたアイテムカードを手にすることができます。ミッションに取り組む前に1つアイテムカードを選びます。ミッションをクリアするとそのアイテムカードがもらえます。

チームに1枚ずつ簡単な島の絵を描いた模造紙を配布しました。

それぞれのチームが好きなように無人島をカスタマイズして、楽しみながら快適な生活をつくっていきます。

子どもたちは夢中でミッションに取り組んでいました。

クリアできないときも、すぐに次のミッションに進み1つでも多くのアイテムを手に入れたいと真剣に楽しく過ごしているようでした。

カエルの逆立ちなど、できない子がいてもできた子が代わりにクリアするなど、できないことを気にしている様子は見られませんでした。

 

デザイン・無人島生活相談タイムは、

手に入れたアイテム以外に、もっとこんなものが欲しい、あったらいいなと思うものを直接無人島の絵に描き足して、無人島を完成させる時間です。

映画館、ゲームセンター、おうち、カラオケ、移動できるカメの島、人が多くなりすぎたときのSOSなど思い思いの島が広がっていきました。

それぞれのチームの特色が広がっていました。

 

発表の時間です。

 

ワークシートを作成し、チームごとに無人島のタイトル、説明、生活過ごし方、感想などをまとめてもらい、無人島の絵をホワイトボードに展示して説明してもらいました。

前に出て発表することに慣れている子が多く、堂々と自分たちのお気に入りの無人島を紹介することができました。

 

ふりかえり

授業の後、Aチームで振り返りをしました。

・子どもたちはミッションをとても楽しそうに取り組んでいた。

・それぞれの個性があふれていた。

・子供の想像力が存分に発揮されていた。

・子ども同士、大きなトラブルもなく楽しく過ごせた様子であった。

など概ね楽しく授業を展開することができたと感じました。

また、反省点としては
デザイン・無人島生活相談タイムは、それぞれのお絵かきの時間になったり、授業とは別のことをするなどが見られました。デザインを描き始める前にもう一度丁寧に説明して、目標意識をもってどんな無人島にしたいのか確認する必要があったことがあげられました。

発表の時間が不足して、ワークシートに記入した個人の感想の発表ができなかったことがあげられました。

最後のまとめが雑になり、めあてとしていた自分の良さや友達の良さに気づくこと、持ち味をいかすこと、協力するために大切なこと、について話すことができませんでした。

まとめの時間をもう少し多くとり、ゆとりをもって話し合うとこができたら、もっと子どもたちに伝わったかなと思います。

 

マナビーで学んだ、自己肯定感、自己決定、対話、参画をいかして、

4人で対話を通して授業を作り、子どもたちにも実際に体験してもらうという貴重な経験ができたことに感謝します。ありがとうございました。

 


Aチームのみなさん、それぞれお忙しい中、
すばらしいプログラムを作ってくださり、ありがとうございました!
あんなにたくさんのミッションを考えたり、カードを作ったりするのは
本当に大変だったことと思います。
子どもたちがとても楽しんで参加していてうれしかったです。
おつかれさまでした(*^^*)/

(A.M)