マルシェの売り上げも、木の売り上げ※も
何に使うのがいいかな~というと、
「泉の人たちだけでキャンプがしたい!」
とのこと。
じゃあマルシェが終わったら、行こう!ということで、急遽キャンプ計画が発足しました。
※黒川里山再生・山活の会さんのご協力の下、7月に木を切る体験をさせてもらいました。
切った木はその後製材され、その費用の一部を今回のキャンプに使わせてもらっています。
センターにて計画と準備
泉は月二回しかないので、準備や計画にあまり時間がとれません。
そこで、当日に準備や買い出しまでやることにしました。
センターに到着すると、さっそく役割に分かれ計画から始めることになりました。
会計さんは、これまで貯めたお金をどう割り振るか考える役。
こちらは満場一致で年長者がやることになりました。
でも普段から買い物経験はあまりないので、予算を立てるということはなかなか難しかったようです。
朝食さんは、みんなに聞きながら朝食メニューを考えて食材をリストアップしていました。
夕食さんはメニューはカレーに決まっていたので、食材のリストアップと夜食のことも考えてくれました。
それから、レクの担当はすぐに決定。カードづくりを始めると、みんなで手伝って書いていました。
米を洗って、炊いたり、必要な道具をそろえたりと、準備を進める人たち、お昼を食べながらもあれこれ話しつつ、あっという間に出発の時間となりました。
拠点づくり
国崎クリーンセンターによって、黒川新聞を配達したあとは、ノセボックスというスーパーへ寄って買い出しです。会計の人にそれぞれの材料費と、一人300円分のおやつ代をもらって、それぞれ買い物をしました。自分たちで買うというのも、なかなか楽しい経験だったようです。
それからキャンプ場へ。
今回のキャンプは寒さ対策のため、通常のテントより分厚く、カバーがしてある常設テントを利用することになりました。男女で一つづつ借りたのですが、費用時に対応できるように木の小さい小屋のような建物も借りていました。でもこちらは一つしかなく、ビニール製のテントか木の小屋か、男女でどちらに寝るかきめなくちゃいけない。みんなで何で決めるかをいろいろ話し合った結果、運任せのあみだくじに。結果は・・・女子が木の小屋。男子はビニールテントということになりました。まぁ、テントもいいんじゃない?いずれにしても寒さ対策は必須!ということで、それぞれの拠点をつくることからはじまりました。ダニシート⇒ブルーシート⇒アルミシート⇒毛布⇒寝袋で、ダニ対策と防寒をしたら、ライトとかざりでおしゃれになりましたよ~。
夕食
拠点づくりができた後は夕食づくりです。炊飯場を利用して、料理をしました。拠点づくりをしている途中から雨がぽつぽつ降ってきていたので、たき火は断念です。お湯を沸かしたり、材料を切ったり、おにぎりづくりをしたりと、みんなそれぞれ気づいた人ができることをやっていました。途中でおにぎりの味付けを買い忘れていたことに気づき、スタッフに頼んで買いに行ってもらったりということもありましたが、カレーのほうは無事完成。想像以上に美味しくて大満足でした。
夜のこと
カレーを食べた後は、レクを予定していたのですが、
「お風呂入ってから、レクの方がよくない?」
という一声で、予定変更。
まずは温泉に行きました。徒歩5分で温泉につくのですが、道は暗いし、途中に青鬼が立っていたりでちょっと怖い。
「怖いとか言わないでー!怖い話禁止!!」
とか言いつつ、わーきゃーたどりつきました。
温泉は、平日のためほぼ貸し切り状態。男子と女子の露店風呂は仕切り一つだったので、あっちとこっちで会話しながら40分ぐらいは入っていました。
お風呂のあとは、木の小屋に入ってレクタイムです。手づくりのカードを使って、人狼ゲームを楽しみました。それからしっかり夜食のラーメンを食べる。そのあとは寝る用意をしてそれぞれの拠点で、いろ~んな話をしながら眠りにつきました。
朝
朝食は、サンドイッチとおにぎりでした。昨日スタッフに追加で買ってきてもらった塩とのりとふりかけで無事味付けおにぎりを食べることができたみなさん。残ったレタスはそのままむしゃむしゃ食べてました。
片付けをすましたあと、やりたいと言っていた動画撮影の時間になりました。おにごっこの場面と、人狼ゲームの場面をとるとのことで。こちらの動画撮影は、これからの泉の主な活動となっていきそうです。
最後のふりかえりでは、いろんな話がでていました。
「カレーがおいしかった。」
「人狼ゲームがたのしかった。」
「お風呂がよかった。」
「買い物したのもよかったし、ごはんもおいしくてたのしかった。」
などなど。
寒かったらどうしよう。雨だったらどうしよう。
と私は心配していたのですが、寒くても、雨でも誰も文句を言いませんでした。
「レクは中でできるよ。」
「たき火はまたセンターでやろう。」
「お金はめっちゃ余ったけど、また楽しいことをやろう。」
というように、それならこうしようという案が出て、OKー!となる。
月2回しか開いていない居場所に、たまたまあつまった同年代の人たちというくくりなのですが、なんだかまとまりがよくてびっくりしています。
今回のキャンプの経費は宿泊代とお風呂代を除くすべての経費を売り上げから使いました。自分たちの手を動かし、お金を稼ぎ、それを食材や道具に変えて、楽しいにつなげていく。4月からずっとやってきたことがつながって、実りになりました。そういうまさに”暮らし”の体験がこどもたちのやりたいに沿って形になったことがよかったなと感じています。
またやりましょう!
やってみたいことを☆