新しい学校の名前を正式に決めることに
兵庫県猪名川町の六瀬中学校の跡地に、設立を目指している小学校。
ひとまず、仮の名称だったのですが、書類を提出するにあたり、
学校名を正式に決めることになりました。
ゴールは、全員の納得感
時間が限られている中で、「まずどうやってきめるか?」を確認し合いました。
やはり、「全員納得することが大切じゃないか」ということになり、
「最後みんな納得を机に置けるようにしましょう」と確認した上で、話し合いが始まりました。
子どもは、星のような存在
持ち寄ったアイデアを出すのか、地名を入れるのかという話が始まったとき、
あけぼの学園の理事長の周一さんが「星」にまつわる詩を紹介してくれました。
周一さんからは、「まんてんの星小学校」という学校名のアイデアが出されてました。
星つながりで、エスペラントで星がステロだという提案があったりする中で、
「ほしのさと」という案が出てきました。
学校のある猪名川町六瀬地域は、星がとてもきれいなところだし、
里山は、人と自然が調和するとことでもあるので、
地域の自然や人々と調和する持続可能なまちづくりにつながる
学校のコンセプトともピッタリくる!ということで、
「ほしのさと」という名前に落ち着きました。
地域名は「六瀬」を入れることに
「ほしのさと」という言葉、落ち着いたあと、地域名を入れるか入れないかを話し合いました。
地域へのリスペクトの思いも込めて、「地域名を入れたいね」ということになり、
猪名川を入れるか、六瀬を入れるか、ということになりました。
廃校が「六瀬中学校」だったため、私たちがずっと「六瀬」と呼んできたことと、
新しい学校にも、旧六瀬中学校の歴史などを展示する「六瀬ルーム」を設置すること、
6つの瀬があったということから、六つのポイントのようなカタチで、学校紹介ができるんじゃないかということなどから、「六瀬」を頭に付けることになりました。
表記をどうするのか?
「六瀬ほしのさと」というのが決まったので、続いて表記について話し合いました。
①六瀬星のさと小学校
→最初はこちらでいこうとなったのですが、あけぼの学園の園長の匠さんのお子さんのお名前と被るという懸念点がでました。
②六瀬ほしの里小学校
→こちらもシュッとした感じで良いよねとか、里が漢字の方が自然感があるという意見がでました。
③六瀬星の里小学校
→1年生の人でも、学校名が読めた方がいいかもねという意見がでました。
④六瀬ほしのさと小学校
→全部ひらがなにすると、のっぺりとする感じにはなるけど、『ほしのさと』というまとまりで見えていい。大事にしたい願いの部分は「ほしのさと」という人と自然が調和し、誰しもが星のように価値のある存在なんだという部分なので、ひらがなでいこうとなりました。
「小学校」という言い方に違和感があるよね~とか、
「共学校」や「共育舎」「共学舎」など、学校の概念を広げるネーミング案も出ましたが、
ひとまず、みなさんにわかりやすい名前で、シンプルに自分たちが大切にしたいものを
表すことにしましょうということで、「六瀬ほしのさと小学校」となりました。
驚くほど、ステキな名前に
ミーティングに参加した全員が、納得感をもてた名前となりましたが、
ミーティングに参加していなかった人からも、
「ステキな名前すぎて、驚きました~~」とか、
「本当にすてきな名前ですね」、「いい名前に決まったね」と言っていただきました。
あけぼの学園とコクレオの森が、今まで大切にしてきたことを盛り込み、
地域への最大限のリスペクトを込めた名前になったと思います。(M.F)