今回のもりラボでは、「死生観」について取り上げました。
死生観って、なかなか話す場がないし、「聞いたらいけないこと」「怖いこと」だとされ、タブー視されているところがありますよね。
だけど、だれにでも、死は訪れるし、死を身近に感じるときもあります。
「どう逝きたいのか」と考えることは、「どう生きたいのか」につながる。
「死」について考えることは、「生きる」上でとても大切なことだと思います。
講師は、対話ナースの児玉ミカさんでした。
難しいテーマではありますが、ミカさんの明るいけれども、落ち着きと安心感のあるぶれない思いのファシリテートのおかげで、とてもなごやかに、けれども深く、おたがい対話できたと思います。

最初は、自己紹介。
にじつなカードというカードを使いました。
このカードを使うことで、自分の心をさぐったり、開いたりする準備ができたように思います。

続いて、414カードを使っての対話の時間。
①今まで出会った、あの人の最期
②今から余命1カ月、あなたにとって、大切にしたいことは?
③大切にしたい人の、大切にしたいこと
この3つに思いをめぐらせながら、カードを選び、その想いについて、それぞれ話しました。


選ぶカードは、人それぞれなのですが、①②③で選んだカードに、つながりがあり、その人なりの価値観や生き方が現れていて、自分の価値や生き方の輪郭がなんとなくわかる感じがしました。
グッと深く対話した後に、ミカさんからの講義が少し入ります。
内容は、ACP(人生会議)について。
前もって、自分が望む医療やケアを考え続けること
これが入ることによって、ただの想いや願いではなく、実際ににやってみること、向き合うことのの大切さがより増したと思います。


死生観について話しているのに、時折、笑い声も起きる和やかな会で、終わった後、たくさんの方がミカさんと連絡先を交換したり、お互いの連絡先を交換したりしていました。
だれにでも訪れる「死」
だれもが向き合わざるを得ない「死」
ゆるっと死生観 Death語る会 めちゃくちゃおススメです!!!
講師の児玉ミカさんのインスタは、こちら。
年に1回ぐらいは、開催できればと思います。(M.F)