コクレオブログ、新シリーズ「スタッフのつぶやき」
これまでコクレオのブログは子どもたちの様子やイベント報告など、
出来事ベースがメインでしたが、
ここにきてスタッフの想いも綴ってみるのもいいね、ということになり。
どんな人がどんな想いでコクレオで働いているのか、そもそもスタッフになったきっかけは?
何を大切にして毎日働いているのか、などなど。
スタッフも子どもたちの環境の重要なひとつ。
そんなことを発信していこうと思います。
第3回目は2021年度から非常勤スタッフとして箕面こどもの森学園に勤務している「ゆたか」が書きます。

入学式の日、ドキドキの新一年生と。 こどもの森のあたたかい入学式が大好きです。
ゆたか(塚本有多香)プロフィール
・2021年~こどもの森の非常勤スタッフ
・モンテッソーリこどもの家(幼稚園)出身 公立小学校に入学するときに、カルチャーショックを経験。
・母がモンテッソーリの幼稚園で先生となる。その姿を見ていて、子どもの育ち全般に興味を抱くようになる
・神戸大学発達科学部・人間発達科学科に進学
大学時代は、学生生活をエンジョイするかたわら、主に乳幼児期の発達心理学を学ぶ。
・幼稚園教員の採用試験に落ちたが、とにかく就職したいという一心で、小学校採用試験を受け、合格。
・公立小学校勤務しつつ、結婚・3児を出産。 猛烈ワーキングマザー生活を経験。
・ヨガ、東洋医学、エディブルガーデンづくりがゆるい趣味
公立勤務を続ける中で大きくなった違和感
「前の日に時間割を終わらせてから寝る」
学校で「正解」とされている文化を、家でも子どもにやらせなきゃ、と思った時期が本当に一瞬ありました。でも、子どもはそんな風にはやらない。あたりまえに拒否の姿勢です。


こどもの森の体育祭も、とても大好きなイベント
Manabeeとの出会い
などのワードで検索したら、なんと大阪にあるじゃないですか!
「自分を大事に」を発動!そして退職…!
朝7時台に子どもを保育園にあずけて、18時半ぎりぎりにお迎え
そこから、夕飯、おふろ、ねかしつけ
隙間時間で教材研究
体から疲れが抜けずに起き上がれないような週末も幾度となく
自分の体調が少し悪くても簡単には休めないのでどんどん悪化して苦しいし
休んだら他の先生も大変なのに…と申し訳なくて苦しいし
その時期、たまたまご縁があり採用面接を受けることができ、こどもの森の非常勤スタッフとなりました。ご縁に感謝です。
公立学校への思い

「材料を自由に組み合わせて、庭に半径1Mの円を書こう」チャレンジ
こどもの森で働いてみて
自宅からの距離が遠いことと、子育ての兼ね合いで、週3、しかも少し時間をずらしての非常勤スタッフのとしての勤務です。

「やってみよう」という基礎学習のしくみ、オリジナル教材づくりは数年間力をいれました。 個別の学びでありつつ、具体物も触れるようにと生活につなげる工夫をしました。



ゆび絵の具をおおきな布に
めっちゃ「嫌」っていうな…
こどもの森に来はじめた当初、すごく面白く感じたことが、子ども達がすごく「いや」と主張することです。
「ちょっとさ、これ手伝ってくれる?」「え!いや!」
「次はさ、この問題解いてみたらいいと思うけど?」「うーん!やめとく!」などです。
これ、ちょっと戸惑いましたが。
私が一番感じたのは、今まで公立小学校で関わってきた「ものわかりのいい」子ども達って、いったい何をどうして抑えているのだろう。ということです。
「自分も人も大切にする」あたたかさ
「自分も人も大切にする」は、こどもの森の合言葉です。
「嫌なのに、無理して「いいよ」といっていないかな?」
そして、その「対話」でほとんどの物事を解決し、新しい物事を創り出していける子どもたちの凄さに、いつもとっても感動します。

話し合いを重ねたら、お泊まり会にだっていけちゃう
人の自然な発達に沿った学びを追求したい

昨年のホール2の大規模模様替えもとってもおもしろかったことの一つでした