動画ができたよ!完成するまでの話【里山スクール泉】

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里山スクール泉をつくったとき、せっかくここまで来ているのだから黒川という地域のことを知ってもらえたらいいなと考えていました。
そこで地域取材に出かけてみない?とみんなに提案すると、
「いいねー!」
「取材チームの名前を決めよう!」
「キャラクター考えようー!」
「取材するんやったら、新聞を書こうよ!」
と話は盛り上がりました。
そうして、取材チームの名前は『Izumi’s』
キャラクターは滴のようなこたちで、それぞれ色を決めて自分のキャラを持つということになりました。


取材先は黒川の地図を眺めながら、行きたいところを決めていきました。
●今西菊炭本家さん
●徳林寺さん
●里山ブルーベリー農園Waccaさん
●知明湖キャンプ場
●陶芸家澤田さん
●映画づくりの小早さん
●山活の会さんと里山木こり体験
●国崎クリーンセンター
●黒川ダリア園
昨年の5月から12月までの間、だいたい午前中はどこかに出かけていました。

写真を撮る人がいて
聞いたことをメモする人がいて
それをまとめてPCで編集する人がいて
字体が変だとか
もっと新聞ぽくしたいとか
横書きは変だとか
コラムを書きたいとか
2回目になると4コマ漫画を入れたいとか
それじゃおさまらないとか
あれこれ言い合いながら
手を加えあいながら第2号まで発行することができました。


発行した新聞は地域の方に配ったり、黒川里山マルシェに来てくださったみなさんに配りました。比べてみると、1号より2号の方が上手に仕上がっているのがわかります。

第1号
第2号表
第2号裏


そうして第2号が終わるころでした。
風の人がコマーシャルごっこ動画を撮ったのを泉の人に見せたところ
「もっといいのできるよ。」
という人が。
泉で動画づくりをやっていようという話が盛り上がりました。

題材はどうするか話し合うと、クラウドファンディングのお金を集めるのはどうかという話に。旧黒川公民館は改修工事が始まってはいるものの、いまだに資金がたりなかったのです。
「黒川はこんないいところがあるからってことで、お金を集めるということにしたら。」
という意見に納得。
そこでこれまで取材してきた場所をいくつか紹介して、それからクラウドファンディングの話をしようという流れになりました。

動画作成最終日は雪の日でした。
昼ごはんもそこそこにまずは雪合戦!!
思い切り雪を投げまくったあとに、さぁやるぞと意気込んでスタートしてました。
撮影用にキャラクターのでっかい顔を作る人たち。
写真の取り込みと文字入れをやる人たち。
それからセリフの録音をしました。

それから最後の場面の撮影。
せっかくだから雪の中で撮影しようということになって、雪を投げるポーズを入れ込むことになりました。
冷たいー!はやくー!
なんて言いつつ、撮影も終了しました。

そうやって完成した動画はこちらです。


泉は月2回しかないので、できることも限られています。
それでも時間をかけて、少しずつやってきたことが形になりました。
誰かに強制されるでもなく、やりたい人がやりたいことをやって。
それでこうやって一つの形ができたことがすごいなとも思うし、それが集団というものの自然のありかたのようにも思います。

一つできるとまた一つやってみたくなる。
これからもまたみんなはやってみたいというでしょう。
どんな形ができていくのかはわかりませんが、やってみたいことを応援しつづける場所でありたいなと思います。