「夢ノートで自己肯定感アップ!」〜こどもの森のハッピーアドバイス*2024キックオフ〜

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ほんわりなごやか。
リアル子育てカフェ。

1年ぶりのリアル子育てカフェ、開催しました。
この日はたまたま春分の日。
春分の日は地球的に1年の始まりと言われ、夢が叶いやすい日なのだそうです。
この日に夢ノートのワークをすることになったなんて、ラッキーですね!

箕面こどもの森学園のホールに、久しぶりに子育てカフェの雰囲気が戻ってきました。
子育てカフェは、基本床に座るスタイル。
小さなお子さん連れでも参加しやすいように、そうさせていただいてます。

子育てカフェの必須アイテム、お茶とお菓子もご用意。
テーブルを挟み、床に座って、お茶を飲んでいるうちに
初対面の人たち同士もふわっと打ち解けていきます。

 

今回のメインファシリテーターは、コクレオの森理事でこどもの森スタッフの
守安あゆみです。
久しぶりのリアル子育てカフェに、嬉しさを隠せません笑

 

「夢ノート」のやり方は簡単。

夢ノートは、家族みんなで集まって、わいわい書き込んでいくスタイルです。
一人でやっても悪くないのだけど、
家族でやるのが夢ノートのミソ。

 

夢ノートで自己肯定感が育まれるのは、

なぜか?

なぜ、夢ノートを書くだけで子どもの自己肯定感が育つのでしょう。
その理由は3つあります。

 

1、やりたいこと、好きなことを言葉に出すだけで、
自己肯定感は育まれる

自分が、何が好きで何がキライか、何が得意で何がニガテかを知っている、ということは、
自分自身を知っているということにつながります。
好きなこと、やりたいことをするということは、「自分を大切にする」ということなのです。
その子の「好き」を認めることは、その子のありのままのでこぼこを認めること。
だから、自己肯定感が育まれるのです。

逆に、キライなこと、ニガテなことは、無理やりがんばらなくてもいいのです。
ニガテなことは、誰かに「助けて」と言いましょう。
短所は、誰かの長所を輝かせる長所なのです。

 

2、家族で夢を共有するから、応援しあえる

夢ノートに書かれたことは、全て「夢」です。
どんな小さなことであっても夢だから、家族みんなで応援したくなるのです。
そこが夢ノートのいいところ。

誰かの夢が実現したら、家族みんなで喜びを分かち合うことができます。
子どもにとって、自分の夢が叶ったことを親が喜んでくれることは、
自分自身を受容し、愛してくれている何よりの証拠。
自己肯定感が上がらないはずがありませんね。

 

3、気づかなかった子どもの思いが見えてくる

実際に夢ノートを始めてみて気づくことに、子どもの夢を手放しで喜べない自分にぶつかる
ということが起きます。

あたりまえですが、子どもといえども別人格を持った一人の人。
好きなことややりたいこと、その価値観も親とは違って当然です。

あるあるなのが、ゲームやスマホ。
子どもが夢に「1日中ゲームをやり続けたい!」と書いてくる。
つい、「それはダメ」と否定してしまいそうになりますよね。
でも、これは子どもの「夢」なのです。

受け入れ難い「夢」であっても、いったん「それがしたいんだね」と受け止めてみましょう。
応援するのが無理でも、それが子どもの夢であることを受け止めることはできます。
いつもなら小言を言ってくる親が、「そうなんだね」と受け止めてくれただけでも
子どもは嬉しい気持ちになるのではないでしょうか。

あるお母さんのエピソードです。
小学生の息子が夢ノートに「毎朝カップ麺を食べたい」と書いたのです。
お母さんは自然派なので基本カップ麺は出さない人なのです。
そのお母さんが、「これは息子の夢だから」と、すぐさまスーパーでカップ麺を買い込んできて
翌朝から息子に出したというのです。
息子は大喜びでカップ麺を食べ、翌日も食べて、数日後には「もういい」と食べなくなったそうです。
息子さんの心は十分に満たされ、もうカップ麺を食べなくてもよくなったのでしょう。

 

 

さあ、家族で夢ノートを書いてみましょう!

子育てカフェでは、参加者どうしで擬似家族になっていただき、夢ノートを書いていただきました。
手順は以下の通りです。

 

愛情のコップ

最後に、「愛情のコップ」の話をしますね。
子どもは心にいくつものコップを持っています。
親は、子どものコップに愛情を注ぎます。

ところが、どんなに愛情を注いでも子どものコップがカラカラ、ということがよくあるのです。
なぜか。
それは、子どもが入れて欲しいコップに入れてないからなのです。

親は自分の価値観で、子どものために一生懸命
栄養たっぷりの食事を作ったり、塾や習い事に行かせたりします。

でも、子どもが入れて欲しいコップは、例えば
「カップ麺」だったり、「友だちとゲーム」だったりするのです。

家族で夢ノートをやることで、子どもの入れて欲しいコップが見えてくるのです。
あとはそのコップに愛情を注ぐだけ。
簡単ですね笑

 

 

夢ノートは、自分自身を見つめ直す時間にも。

以下、夢ノートをやってみた参加者のみなさんの感想です。

・小さな夢ならたくさん書けると思っていましたが、出てこなかったのです。それは、普段から自分の時間を取れてなかったからだなと気づきました。

・夢ノートは自分を見つめ直すことにも使えるなと感じました。自分をハッピーにする方向性を考えるので、子どもにもハッピーな循環が周りだすと感じました。

・小さな夢が叶っていくことで「夢が叶う」という感覚を持てるようになると思いました。

・言葉にするってパワーがある。言葉にするだけでリアルに感じられますね。

・自分だけで完結しない夢もあるので、夢ノートに書くことで可視化できて、家族に伝えることができると思いました。

・普段いつも子ども基準でばかりでしたが、今日は自分に還る時間が持てて、自分と向き合えたと思います。ありのままの自分を見てもらえたという実感があります。

・子どもも大人も対等になれる時間。

・「すべきこと」と「やりたいこと」がごっちゃになっていたのが、鮮明になりました。夢ノートっていうのがとてもいいなと思いました。

・子どもの夢と自分の夢がごっちゃになっていたことに気づきました。

 

みなさんの感想を聞くと、夢ノートは子どもの自己肯定感を育むだけでなく、
自分自身の気づきにつながっていくツールであることがはっきりわかりました。
「夢ノート」ぜひやってみてもらいたいなと思います。
何より、楽しいです!

(A.M)

 

 


2024年 春からの子育てカフェは・・・

4月からまた始まります!子育てカフェ&BAR

参加者同士の交流の場、お話会を開きます!

子育てカフェ&BARでは、そんな箕面こどもの森学園の子育てのエッセンスをお伝えするとともに、
1シーズンごとに1回「お話会」を設け、
ご質問にお答えしたり、日常の子育ての悩みを聴き合ったりして、
参加者のみなさん同士のあたたかい交流の場をつくっていきたいと思います。

お昼はリアル、夜はオンライン。

土曜のお昼は、リアル開催の子育てカフェ。
木曜の夜は、オンライン開催の子育てBAR。

お好きな方にご参加ください。

シーズン1「子どもの自己肯定感を育む」
第1回 子育てていちばん大切なこと
第2回 甘えと甘やかしの違い
第3回 子どもの話を聞こう
第4回 ○お話会○自己肯定感の育み方

詳細はこちら