「君の感じは?どんな漢字?」manaabeeCグループ・共育プログラム

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こどもの森の学びのエッセンスをお伝えする「学び場コーディネーターmanabeeプログラム」の受講者による共育プログラムを、高学年クラスのことば共同の時間に実施していただきました。

Cグループメンバーが、何度もミーティングを重ねて考えてくださいました。
以下、メンバーのみなさんが書いた報告です。

(manabeeプログラムについてはこちらをご覧ください)


 

2022.10.17 Cグループ 2・3コマ目 高学年 ことば共同の時間を実施させて頂きました。

 

〈授業当日〉

学習時間前に机やパソコン、辞書、ペンやアンケート用紙、模造紙などの準備を協力してセッティング。

必修プログラムということもあり20名の子ども達がきてくれました。まずはくじを引いてもらった場所の席についてもらいました。

2コマ目スタート。今回のテーマは「君の感じは?どんな漢字?~漢字のプレゼント~」。まずアイスブレイクとして漢字をイメージする練習がてら4人のメンバーが石・赤・貝・魚の紙を持って立ち、司会のメンバーが1つ1つのエピソードを紹介。このエピソードの人は誰でしょう?と当てるゲーム。司会からこのエピソードは誰でしょう?というと一斉に子ども達が指差しをしてくれ、笑顔で話を聞いてくれました。マナビーメンバーの話をよく聞き、学習に参加してくれている姿勢を感じ、良いスタートをきれました。

事前に配っていたアンケート用紙①②は自分で答え、③は自分とグループの人に聞いて記入。

なかなか筆が進まない子が多かったです。メンバー4人が4テーブルに1人ずつ子どもたちのサポートにつき、声を掛け、見守りました。

 

③の質問「私の長所はなんですか?」は自分自身で答えをだすのが難しい様子が多くみられました。グループの子達にサポーターが、○○ちゃんの長所教えて~と呼びかけると、「やさしい、明るい、字がきれい」など多くの子どもが沢山の答えを出してくれました。

〈休憩〉

この時点ではまだ記入が終わらず、考え中の子も多かったです。

 

3コマ目スタート。子ども達が記入したアンケート用紙を回収して別チームと交換します。A⇔B C⇔D

そこから配られた1枚の記入済みアンケート用紙を参考に、その子の漢字を考え、感じて、調べて、1つの漢字に決定してもらいます。最終的にポストカードに記入してその子にプレゼントするという流れ。アンケート用紙にらめっこして漢字を考え出す子、この漢字はどう書くかな?こんなイメージの漢字って何?とサポートメンバーに聞く子。パソコンのワードに漢字を大きく記入して漢字を考える子、期待以上に子どもたちは熱心に考えてくれました。特に、最初のアンケート用紙記入に時間がかかっていた子があっという間にできた!と書いていたのには驚きました。

時間になっても、あと1分待ってー、と最後まで丁寧にこだわってプレゼントの漢字を整えて書く子もいました。

 

最後にAとB、CとBの2グループになってもらい、それぞれ漢字を書いたポストカードを理由と共にプレゼントし合いました。子ども達一人一人の深い理由があり、沢山の意味があり、この漢字に決定した、という経緯を話してくれ、プレゼントする子も貰う子も、どちらもほんのり嬉しそうで、あったかい空気がありました。

 

その後時間に余裕があったので、

貰った漢字の成り立ちをパソコンで調べてみました。

最後に皆で写真を撮って終了。

 

〈メンバーでの振り返り抜粋〉

漢字辞典より国語辞典のほうがよかったかもしれない。

最初、取りかかれない子がいて心配した。

わからない子に対してのヒントのあげ方を予め用意しておいてもよかったかなと思った。

最後プレゼントされたときに、子どもたちの表情がひゅっとにこやかになって嬉しかった。

 

〈まとめ〉

オンラインミーティングやグループラインで何度も話し合いを重ねていたので、発表当日初対面でも安心感がありました。また学習時間では子ども達が素直に取り組んでくれ、自分らしく過ごし、参加してくれていたことに感謝でした。漢字を深く知る事、成り立ちのおもしろさが少しでも伝わったのではないかな、普段のかかわり方とは一味違う人との関わり方ができたのではないかと思います。貴重な経験、一歩となりました。