こどもの森のハッピーアドバイス「人生の悲劇は『いい子』に始まる」

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今年度シーズン2の第2回目は、
「人生の悲劇は『いい子』に始まる」
という衝撃的なタイトル。

担当講師はプロコーチの坂本田鶴子さん。
今回も満員御礼での開催となりました。

 

なぜ「いい子」が悲劇なのか。
それは、「いい子」は自分を押し殺し、親や社会に合わせて生きているから。

はたから見たら「いい子」はとてもいい子ども。
「いい子」は自己肯定感がとても低いのですが、しつけや勉強ができるため、
親の言うことをよく聞き、手のかからない子どもとなってしまいます。

親の言うことを聞かないと見捨てられるのではないかという不安が大きく、
親が望む理想の子どもになるために、がんばってがんばって、
そして気が付けば、自分が自分の人生からいなくなってしまう。

たづこさんご自身も過去、「いい子」でした。
そしてそれはそのまま「いい妻」に。
一見勝ち組の人生でしたが、実はまるでロボットのように自分を失くしたまま生きていたそうです。
その後たづこさんはコーチングと出会い、息を吹き返すことになるのですが、
「いい子」のつらさを身をもって実感されています。

 

後半は参加者どうしで語り合いました。
参加者のみなさんの気づきがとても深く、すばらしいものでした。

・「ちゃんとした親であるべき」という考えで生きていた。今は自分に〇をつけて、夫婦でお互いに感謝しあって生きていきたい。

・家を失敗できる場にしたい。

・親が人生を楽しんでいること。

・おとなの反抗期をやっている。自分の心を大事にしていたら自分が輝きだす。

・がんばるのをやめたら、子どもが自分から動き出すようになった。

・子どもが約束を守れなかったときは、次にどうしたらいいか考える練習になる。

などなど・・・

 

また、あるこどもの森保護者の方は、おうちで家族会議をしていると話してくれました。
議案は「ゲームについて」
子どもの話を聴く中で、「子どもも好きなこと(ゲーム)を否定されるのって、悲しいやろうな」という気づきがあったそうです。
そして実際に子どもと一緒にゲームをしたりして、子どもに寄り添うようになられたそうです。

このお子さんはお母さんに
「オレが話しているときに途中から話しかけるの、ほんまやめてほしい」
といったことがあるそうです。
すばらしいですね!
親子が対等で、信頼関係がしっかりしているからこそ、子どもは本音をしぜんに言うことができるのです。
「いい子」はこれができないんですよね。

(A.M)

 

 

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*次回のお知らせ*

第1回 9月8日(水)「どこまで甘えさせたらいいの?」(終了しました)
第2回 10月13日(水)「人生の悲劇は『いい子』に始まる」(終了しました)
第3回 11月10日(水)「わたしはわたし。あなたはあなた」
第4回 12月8日(水)「人生は自分次第~リフレーミング~」

時 間:10時~12時
参加費:1500円

定 員:12名
講 師:守安あゆみ(認定子育てHATマイスター*/NPO法人コクレオの森副代表理事)
坂本田鶴子(認定子育てハッピーアドバイザー*/コーチ・カウンセラー)
*子育てハッピーアドバイスの著者である明橋大二医師が提唱する一般社団法人HATの認定資格
ファシリテーター:植木尚美(ことの美代表)

お申込みはこちら
https://kosodatecafe2021-2.peatix.com/

参加申し込み者に、個別にzoomのURLをご連絡いたします。
9:45から部屋を開けます。9:55までに入室してください。

<キャンセルについて>
開催日前日の16時までにお電話にてご連絡ください。
Peatixのキャンセルポリシーに従って手続きを行います。
ご連絡なき場合、キャンセルは致しかねますのでご了承ください。
また講座がスタートした後からの返金も受け付けませんので、あらかじめご了承ください。

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いいところも悪いところもまるごと受け入れ、
わたしはわたしでいいんだと思える心。
それが、自己肯定感です。
自己肯定感を持っている人は、
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子育てカフェでは、子どもの自己肯定感だけでなく、
おとなの自己肯定感も育み、
親子がともに生き、幸せになるためのお手伝いをします。
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