6月の子育てカフェのブログですが、担当のなおみさんが書いてくださっていたのに、
アップするのを、うっかり忘れておりました。申し訳ない!
遅ればせながら、6月の子育てカフェのようすをご報告いたします。
まもなく今年も半分が終わろうとしていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
さて、先日は「わたしのすばらしさに気づこう!」というテーマで子育てカフェをオンラインで開催しました。
なんと満員御礼で、横浜、岡山など、今回も全国から集まってくださいました。
男性もお2人ご参加いただきました。
今回のファシリテーターはプロコーチの坂本田鶴子さんです。
プロのコーチのエッセンスをふんだんに盛り込んだ内容で、とても価値のある講座となりました。
いつものように自己紹介から始まったのですが、
今回は「自分を動物に例えると何か?」という質問も加わり、大変盛り上がりました。
その動物を選んだ理由を伺うと、その方のことがよくわかり、興味深く、みなさんとすぐに打ち解けやすい雰囲気となり、初めましての方とも距離がグーンと近づいたように感じました。
いくつか例をあげますと、
カニ…何でも食べる。前に行かず、横歩き。脱皮する。
チンチラ…ビビりで保守的なところ
カタツムリ…殻に閉じこもっている
ラッコ…地に足がついていない
オオカミ…群れるのがきらい
みなさん、それぞれ味わいのある生き物を紹介してくださいました。
本題に入る前から、みなさんの笑いが絶えず、素敵な自己紹介タイムでした。
さて、今回のテーマは「わたしのすばらしさに気づこう!」です。
普段の生活の中では、ご自分のすばらしさに気づく場面が少ないのではないでしょうか。
「わたしのすばらしさに気づく」ために、今回は「承認のワーク」をしていただきました。
本日の目的は、
・承認というコミュニケーションの素敵さを知ってもらう。
・承認を体験してもらう。
・みなさんの素敵さにきづいてもらう。
わたしたちの多くは
「欠けている部分に注目する癖」がついている。
そして、
「欠けている部分を埋める努力をしなさい」という
教育をされてきました。
さらに、
「もっと、もっと」のコミュニケーションをする癖がついている
もっと頑張りなさい。
もっと努力しなさい。
もう少し頑張ったら、もっとすごいよ。
人より劣っているところは人並みになりなさい。
人よりすぐれているところは、もっと、もっと。
完璧であればあるほどよし、とされてきた。
みなさん、いかがでしょうか。
わたしも、両親や先生から上記のような言葉をシャワーのようにかけられてきました。
そもそも、「もっと、もっと」のコミュニケーションをする癖がついてることにさえ気がつかず、自分の中では当たり前のことになっていました。
そして、日常生活の中では、つい欠けたところや、できてないところに目が行きませんか?
人の短所はよく見える。
自分の短所もよく見える。
短所に関しては努力しなくても、練習しなくても見つかる。
なので、あえて
承認とは①
欠けている部分ではなくて
ある部分を見ようよ
というもの
承認とは②
相手を信頼して
「あなたは素晴らしい可能性を持っている」を「前提にして」
コミュニケーションをしようよというもの
車はガソリンなしでは走れない。
人も同じ。
否定、批判」は「ガス欠」を引き起こす。
承認のコミュニケーションは、ガソリン!
うつの方は自分を否定しているそうです。まさにガス欠ですね。
ガソリンを満タンにしたいですよね。
承認するために必要な力は
1.見つける力
2.伝える力
この二つの力が必要になります。
1.見つける力
良いところについて普段からアンテナを張ることが大切。
2.伝える力
承認する際は、相手が納得できるように具体的に伝える必要がある。
相手の良い点を見つけても、照れくささや劣等感といった感情が生じると伝えられなくなる。
感情を克服する力も大切。
ここでアンテナを張るために脳の仕組みを少し解説しますと
<脳>
私たちは、五感から莫大な情報をを受け取る。全部を受け取ると人間は発狂すると
言われている。INPUTした情報の取捨選択を行っている。
自分にとって
重要と判断した情報は意識にあげ、重要でないと判断した情報は意識にあげない。
何かに強い関心や興味を持つと、そのことに関する情報が優先的に意識にあがってくるようになる。
まず、「どこかに承認するところはないか」というアンテナを張る意識を持つことが重要になる。
悪い点が目につく人から、良い点が目につく人へ
例えば、レクサスの車を買いたいとすると、レクサスばかりに目がいきます。
妊婦さんになると、妊婦さんが、やたらと目につきます。
どこに意識を向けるかで、全く変わってきます。
では、早速「承認のワーク」に取り組みます。
2グループに分かれて、おひとりずつお話をしてもらい、グループのメンバーから
承認のコメントをしてもらいます。
わずかの時間なのですが、本当に元気が出るワークです。
自分の話をした発言者の方に、他のメンバーが承認のことばを伝えていくのですが、
言われた人は本当に元気になり、勇気をもらえます。
承認してもらうことで、上記のようなことが起こります。
まるで、生き返ったような方もいるそうです。承認のキセキですね。
すばらしいことですよね。
承認する方は、そんなに大したことはしていない感覚ですが、承認してもらった人は、
元気が出たり、勇気がもらえたりします。
なので、田鶴子さん曰く、「否定や批判したいような方にこそ、承認が必要なのではないでしょうか。」とのことです。
欠けてる部分ではなく、ある部分やできている部分にフォーカスするということですね。
参加者の方のご感想
*頑張っていることを探すのが大変だった。
*自分だけのエールをもらえた。
*落ち込んでたけど、人にも伝えたい。
*人の話を聴いて自分も大丈夫だと思えた。
*相手を承認するのは簡単。人と関わりを求めているのがわかった。
*ほめ活したい。誉めメモしている。よくやったと実感している。
*頑張ったかどうか決めるのは自分。昭和の頃は近所のおばちゃんとかが承認してくれてた。
*承認されて受け入れようと思う。
*参加してよかった。ワークして元気をもらった。
*何気ないことを「よくやってる。」と言われてうれしかった。
*こどもから承認されても、大人から承認されても、良い時間だった。
*今回で承認のワークを3回受けました。自分の感情を受け入れやすくなった。
何回も受けるのが、おすすめ。
ご参加いただいたみなさん、素敵な感想や、気づきをありがとうございました。
私も田鶴子さんの承認のワークの大ファンです。毎回違う発見があるので、いつも楽しみです。しんどい時などは視野が狭くなりがちで、なかなか俯瞰することがむずかしかったりするのですが、他の方から違う視点で、「承認してもらう」というワークは本当に貴重でありがたい時間です。
以前、私が参加者として参加した時、みなさんからの承認のことばを大切にお守りにして、繰り返し聴いていまいた。ほんとに言葉には力がありますね。
田鶴子さんの承認のワークを受講されたことのない方は、ぜひぜひ体験して、実感していただきたいです。
あゆさんから
目に見える能力や、何かができるからなどだけではなくそれ以上に、存在への承認。
あなたの丸ごと、すばらしい。たとえ、ネガティブな気持ちや心もそのまま受け取って、
承認することが大事だと思う。
田鶴子さんから
承認することは、愛だと思っていて、社会貢献につながると考えている。
みんなで幸せになるために、まずは家庭から、ご自身から承認を始めて、どんどん伝染していったらいいと考えている。
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*次回以降のお知らせ*
第1回 9月8日(水)「どこまで甘えさせたらいいの?」
第2回 10月13日(水)「人生の悲劇は『いい子』に始まる」
第3回 11月10日(水)「わたしはわたし。あなたはあなた」
第4回 12月8日(水)「人生は自分次第~リフレーミング~」
時 間:10時~12時
参加費:1500円
定 員:12名
講 師:守安あゆみ(認定子育てHATマイスター*/NPO法人コクレオの森副代表理事)
坂本田鶴子(認定子育てハッピーアドバイザー*/コーチ・カウンセラー)
*子育てハッピーアドバイスの著者である明橋大二医師が提唱する一般社団法人HATの認定資格
ファシリテーター:植木尚美(ことの美代表)
お申込みはこちら
https://kosodatecafe2021-2.peatix.com/
参加申し込み者に、個別にzoomのURLをご連絡いたします。
9:45から部屋を開けます。9:55までに入室してください。
<キャンセルについて>
開催日前日の16時までにお電話にてご連絡ください。
Peatixのキャンセルポリシーに従って手続きを行います。
ご連絡なき場合、キャンセルは致しかねますのでご了承ください。
また講座がスタートした後からの返金も受け付けませんので、あらかじめご了承ください。
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いいところも悪いところもまるごと受け入れ、
わたしはわたしでいいんだと思える心。
それが、自己肯定感です。
自己肯定感を持っている人は、
人生をいきいきと幸せに生きることができます。
子育てカフェでは、子どもの自己肯定感だけでなく、
おとなの自己肯定感も育み、
親子がともに生き、幸せになるためのお手伝いをします。
まずはおとながホッとして、肩の力を抜いてラクになること。
どうぞほっこりしにおいでください。