自己開示、自分との対話。Manabee報告会で感じたこと

Pocket

今年度のManabeeプログラムの報告会が行われました。

全日程参加のみなさんが、半年間かけて学んだ成果の発表会でした。
共育プログラムづくりに、早朝や夜遅くにミーティングを重ねてこられ、
3歩進んで3歩下がるという大変な思いをされながらのプログラム実施だったということ、
そして、その紆余曲折のミーティングそのものがManabeeプログラムだったと話していただきました。
とてもうれしい報告でした。

 

今回の報告会がとてもいい時間になったのは、
弱さの自己開示をされた方が何人もいらっしゃったからだと、
締めくくりの挨拶でみほさんが話してくれました。

本当にその通りだと思いました。
自己肯定感が育まれている人は、心に鎧を着ていないので、自分の弱さをさらけ出すことができるのですが
そうでないと思っている人も、そこが安心できる場だと感じた時に自己開示できたりします。
そして周りから受容されることで、自己肯定感が育まれます。
自己開示していくことで、お互いの信頼関係も深まります。

今日の報告会は、そんな受容的な好循環で、場がより深まっていったのだと思いました。
本当に、あたたかな空気に包まれていました。

 

懇親会の時に、「よいファシリテーターにはどうやってなれるのですか」と聞かれて
その時は「自分であること」と答えましたが、
帰宅してお風呂の中で(ウトウトと)瞑想していたら、もう一つの答えが浮かんできました。

それは、「場を信頼して待つ」こと。

参加者一人ひとりが今、まさに成長の途上にいらっしゃるということ、
全てはよりよくなるための過程であると捉えること。
3歩進んで3歩下がったとしても、そこには体験があり、そこから生まれる何かがきっとあると信じること。

対話とは、相手を尊重することですから、
もどかしくても、ねばり強く待つ姿勢が大事だなあと思います。

そして自分自身もまた、成長途上の1人。
あるがままの自分でいようとすること、それは自分との対話です。
自分の内側に湧いてくる感覚、感情をよく観察して気づいていること。

報告会では、発表者へのコメントとして、何人もの人たちが
ご自身の内側から現れた肯定的な気持ちや考えをシェアしてくださいました。
そのおかげで、より深く、心地よい場となりました。

 

さて、今年のManabeeはこれで終わり。
来年度のManabeeはどんなストーリーが展開するでしょう。

(A.M)

 

報告会の詳しい様子は「Manabeeプログラム報告会」をご覧ください。