「対話していますか?〜対話とは自分も相手も尊重すること〜」こどもの森のハッピーアドバイス

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2020年も残りわずかとなってきましたが、みなさんお変わりありませんか。
先日は今年最後の子育てカフェが開催されました。

2学期最後のテーマは「対話」。
講師はあゆさんです。

 

「対話」とは、自分も相手も大切にして、自分の意見をひとまず横に置いて相手を聴き、
ともに問いを探究すること。

自分の正しさを主張し、相手を言い負かすことではありません。
普段のおしゃべりでもなく、議論でもなく、お説教でもないのです。

 

100人いれば、100通りのモノの見方、考え方があり、そのひとり一人が自分の見方で見ている。
それぞれの人の「正しさ」があることを大前提にして、始まります。

 

 

みなさんは「対話」をされたことが、ありますか。
この作業はほんとうに奥が深いのです。

 

「相手は、計り知れない他者である」ということを念頭において、
相手を決めつけず、コントロールせず、相手の意見を聴いて受けとめ、自分の意見を伝えていく。

 

 

対話の要素としては

 

1.力を合わせる

2.自分の意見はひとまず横に置く

3.聴く

4.保留する

5.ともに探求する

 

以上のことをベースにゆったり、リラックスした楽な心持ちでするのが、ポイントになります。

 

対話の進み方について

 

1.まず自分との対話が大切です。
意識を広げ、俯瞰して見ること。そこから、自分の思い込みに気づくこともあります。
あるがままの自分でいること。

 

2.生み出す対話について

親という立場や、常識などのものの見方、ゴールを手放すことにより、フロー状態になる。

 

 

以上のようなプロセスをふむことにより、思いもよらないいい答えが見つかったりするのです。
親子の信頼関係も深まり、自己肯定感が育まれます。

 

 

参加者のみなさんに「対話によって育まれるもの」ついて、グループワークをしていただきました。

 

たくさんの育まれるものを見付けてくれました。

自己肯定感、安心感、信頼関係、平和・・・

一方、自己肯定感が低いと対話がしづらい
自分のコンディションによっては対話できない時もある

などの意見があがりました。

ことばの苦手なこどもには、言葉によらず、言葉以外のこと、
心の中のイメージを色やかたちで表現すること、というご意見もありました。

 

対話では、自分の意見をひとまず横に置くとか、
一旦保留するとか、
モヤモヤの中に居続けるという力が必要になります。

やわらかく、かろやかで、ねばりづよい心が
対話を促進させる大切なポイントになるようです。

最後のふりかえりで、参加者のみなさんの感想を伺いました。

 

・ことば以外のこと、心の中のイメージ、色、ふわふわなどの形も大事にしたい。

・小さい頃に話をしっかり聴いてもらってる子はやさしい。家族にも話を聞いていきたい。

・子どもの話を聴くうちに、自分がほぐれていくように感じる。

・自分が対話できる場をつくるようにします。

・家で話し合いがうまくいかないのは、結論を急いでいたから。まず、信頼関係を築くことから。

・対話するときのコンディションを整えて、ご機嫌ですごしたい。

・主人がこどもに酷い言い方をするのを見て、主人に怒っていたが、まず私が主人の話を聴きます。

・対話をしてこなかったので、これからのきっかけにしたい。

・自己肯定感が低いのがよくわかった。

 

 

田鶴子さんから
できていない自分を責めず、まるごとO.K.すること、そうすれば対話ができる人になる。
本当の対話ができると、人間関係はとてもよくなる。

 

あゆさんから
相手を理解したいという想い。
自分がまず相手を理解して、それから自分が理解される。
この順番が大事。
よくないと思えることでも、起こっていることは自分の内面からの
よくなるための前振りなので、安心して大丈夫。

 

以上、今年最後の子育てカフェは「対話」について、みなさんといろいろ考えるステキな時間となりました。

私自身も、「対話」がとても必要だと感じていますので、コツコツ取り組んでいけたらと思います。

今回の気づきを、普段の生活の中で意識して取り入れていけば、
よりよい関係になりますよね。

波乱の2020年でしたが、「対話」で、心地よい関係を育んでまいりましょう。

 

ご参加いただきましたみなさん、どうもありがとうございました。

(N.U)

 

 

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1月からの子育てカフェは・・・

【オンライン開催】こどもの森のハッピーアドバイス シーズン3
子どもがいきいきと人生を歩んでいくために必要なこと。
それは「自己肯定感」です。
自分のいいところも悪いところもまるごと受けとめ、自分は自分でいいんだ。
そう思える心のことです。
1月からの子育てカフェも、子どもの自己肯定感を育むために知っておきたいこと、
ぜひ取り組んでほしいことをお伝えします。
そして最後は親である自分自身の自己肯定感も充分感じられるようなワークをする予定です。
ぜひご参加ください。
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第1回 1/13(水)「どこまで大丈夫?甘えと甘やかし」
第2回 2/10(水)「子どものいいところ見つけよう!」
第3回 3/10(水)「自分への手紙~私から私へ心を込めて~」
時 間:10時~12時
参加費:1500円
3回まとめてお申込みの場合、4500円のところ4000円に!
定 員:12名
講 師:守安あゆみ(認定子育てHATマイスター*/NPO法人コクレオの森副代表理事)
坂本田鶴子(認定子育てハッピーアドバイザー*/コーチ・カウンセラー)
*子育てハッピーアドバイスの著者である明橋大二医師が提唱する一般社団法人HATの認定資格
ファシリテーター:植木尚美(ことの美代表)
参加申し込み者に、個別にzoomのURLをご連絡いたします。
9:45から部屋を開けます。9:55までに入室してください。
<キャンセルについて>
3回まとめてご参加をキャンセルされる場合、1月12日(火)16時までにお電話にてご連絡ください。
それ以外のキャンセルも、開催日前日の16時までにお電話にてご連絡ください。
Peatixのキャンセルポリシーに従って手続きを行います。
ご連絡なき場合、キャンセルは致しかねますのでご了承ください。
また講座がスタートした後からの返金も受け付けませんので、あらかじめご了承ください。
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いいところも悪いところもまるごと受け入れ、
わたしはわたしでいいんだと思える心。
それが、自己肯定感です。
自己肯定感を持っている人は、
人生をいきいきと幸せに生きることができます。
子育てカフェでは、子どもの自己肯定感だけでなく、
おとなの自己肯定感も育み、
親子がともに生き、幸せになるためのお手伝いをします。
まずはおとながホッとして、肩の力を抜いてラクになること。
どうぞほっこりしにおいでください。