夏にスタートした半年間の講座「学び場コーディネーターManabeeプログラム」
4つの講座で学んだ後は、グループに分かれて共育プログラムを作り、
実際に箕面こどもの森学園の子ども対象に学習プログラムを実施していただきました。
今回は10月に実施したCグループの共育プログラムの様子を、
グループの方に書いていただきました。
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10月20日(火)、Manabee Cチームが中学部対象の共育プログラムを行いました。
タイトルは、「働くって何だろう?未来の自分を描いてみよう」です。
毎週zoomでミーティングを重ね、すっかり仲良くなったメンバーたち。いよいよ本番当日です。
中学生にとって、働くのはまだまだ先のことです。でも、今日の自分と未来の自分はきっとつながっています。今の自分が好きなことや大事にしている価値観を元に、未来の自分を想像してみようというプログラムを組み立てました。
まず、アイスブレイクを兼ねて、メンバーたちの自己紹介。自分についてのエピソードやクイズを混じえながら行いました。
4つのグループに分かれてもらい、前半は「自分と向き合うシート」を作成しました。
・好きなこと
・得意なことや長所(自分から見て)
・得意なことや長所(人から見て)
・自分が大事にしていること
・その他 自分について
の5項目を、自由に書いていきます。
どんどん筆が進む人、じっくり考える人、筆は進まないけど話はどんどん出てくる人。自分との向き合い方は様々です。「得意なこと(自分から見て)」を書くのがなかなか難しそうです。
だいたい書きあがってきたところで、グループ内でシェアタイム。どのシートも個性があふれていて、聞いているだけでワクワクしてきます。
付箋を使って、グループ内でお互いに「得意なことや長所(人から見て)」の欄も埋めていきます。他人の長所は、自分の長所より書きやすいのか、次から次へと付箋が行き交います。
休憩をはさんで、後半は、前半のシートを元に「未来の自分を描くシート」を作っていきました。
自分の好きなこと ✖️ 得意なこと ✖️ 大事にしていること
をという風に、前半のシートからキーワードをいくつか選んで、そこから浮かぶイメージを、「未来を描くシート」に描いていきます。たとえば、
おしゃべりが好き ✖️ 絵が得意 ✖️ 友達と過ごす時間が大事
→ギャラリーを併設したカフェをする。絵の好きな人たちのコミュニティーを作る。
といった具合にです。
未来のイメージを絵で描く人もいれば、言葉でどんどん具体的に書き込んでいく人も。そしてそのあと、SDGsの17の目標のなかで自分の未来のイメージと関連するものがあれば、周りに貼っていきました。
このSDGsとつなげる最後の作業で、自分の内面と世界をつなげる視点が生まれ、一段階発展したように感じました。
出来上がった「未来の自分を描くシート」は、どれもこれも、本当に素敵な出来栄えです。一枚一枚が本当に素敵で、こんな未来になったらいいなと嬉しくなりました。
人の形に切ってあり、横に並べて掲示すると手をつないで見えるようになっています。今頃、中学部の壁にみんなの未来が手をつないでいるのかなと想像しています。