こどもの森PVができました!
その制作過程で、常勤スタッフ6名が
「子どもと接する時に気を付けていること」というテーマで文章を書きました。
せっかく書いたので、前回からこのブログで一人ずつ紹介しています。
2人目は、小学部副校長で高学年担当のまるちゃんの文章です。
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近年、こどもの森は、新1年生から定員いっぱいに入学をして、徐々に人数が増えてきています。
とはいえ、公立などに比べると少ないですが、
ただその分、子どもたちの声に耳を傾ける時間が多かったり、
一人ひとりの様子をよく観察して、理解することのできる環境があると思っています。
一般的に、子どもたちは、「こども」であることで、考えや想いをひとりの「人」として扱われないことがあります。
けれど、こどもの森ではスタッフも、こどもも同じ「人」であり、そこに差をつくらないし、
たとえ小学1年生の意見であっても、当たり前のように大切な考えとして、尊重されます。
こどもの行動・言動は時として、何を言っているかわからなかったり、なぜそんなことをしているのか理解できない時があります。
けれど、それは彼らの何かしらの伝えたい言葉であり、心の奥にある気持ちの一つの表現だといえます。
その声にならない言葉をどれだけ汲み取って、受け取ってあげれるか、そして感じ取れるのか。
それに努めることがスタッフとして大切なことの一つではないかと思っています。
こどもの気持ちを汲み取ったり、感じる取ることは簡単なことではありません。
簡単ではないからこそ、大人は学び続けなければならないと思います。
いつまでも、色んな価値観にふれたり、考え方の違いを知ったり、自分を見つめ直す機会をつくっていく必要があるのではないかと思います。
そして、ずっと同じ思考でいるのではなく、思い込みや先入観を手放し、
今、目の前にいるこども一人ひとりと常にフラットな状態で向き合うこと、
それが大切なのではないかと思っています。
藤丸浩志
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