Manabee2回目「対話」と「ESD」の様子と、オンライン開催の報告ブログです!
まずはリアル会第2回のManabeeについて、受講者で、普段は子どもの森でインターンもしてくれている、さーちゃんに書いていただきました~!
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第2回のManabeeです。
最初は、ハッピータイムからスタート。おひさしぶりの方も、初めましての方も!
8月半ばということで、各々の「なつやすみ」について話しました。
アイスブレイクのワークのあと、早速、「NVC共感サークル」のミニ体験。
NVCの氷山モデルの考え方のレクチャーを受け、FeelingとNeedsのリストをもらいます。
3人組になって、一人ずつ最近あった「心が動く出来事」を話し、その奥に・その人に・その時に・どんなニーズがあったのかを探っていきました。
同じ話を聞いても3人とも感じる気持ちが違っていて、とっても新鮮でした。
また、怒ったり悲しかったりとネガティブな感情の動きをともなう話から、ニーズを探るのは普段から私たちも考える機会があるのか深めやすかったです。
一方、楽しかったような経験からニーズを探るのはなぜか少し難しい、と新発見できました。
つづいて対話についてのミニレクチャーがありました。
そもそも対話とは。おしゃべりや議論との違いは。
対話にはどんな段階があるのか、哲学対話的な段階と、生み出す対話の段階のこと。
こどもの森で大事にしている「多数決をしない」ことについて、実例を交えながら聞きました。
お昼休みをはさんで、午後1番は「生み出す対話」のワーク
この世界には、いろんな人が、いろんな人と生きている。お互いが自由に生きていると必ずぶつかる時が来る。そのぶつかった所が対話ポイント。(自由と自由の相互承認)多数決で割れる話題を選び、対話を体験しました。
Aグループは「一度始めたことは、継続すべき?」 「嫌だと思って続けるのは、時間がもったいない。」「続けなきゃ得られないものがある。」と意見が分かれていましたが、最終的には、「最終的な目的によって続けるか続けないかを何度も考えたらいい」という考えにまとまりました。対話を通して、どちらか一方という考え方ではなく、「第3の考え方」を見つける方法を体感しました。
Bグループは「旅行に行く!日程優先?全員で行くことが優先?」 「最初に決めていた日程守らないと!」「日程をずらしてでも、みんなで行くことに意味がある。」と白熱した対話が行われていて、なかなか意見がまとまりませんでした。
一度、各々の考えを話す時間を作り、「みんなでいい思い出をつくりたい」みんなの共通の願いを確認することができたところで時間になりました。
対話を通して、共通の願いを探していくプロセスと、そこをつかむ感覚、その後の対話の進めやすさのことを気づくことができました。
つぎには、「ESD(持続可能な開発のための教育)」についてのミニレクチャー
そして最後に3つめのワーク!
今度はこれまで学んできたことを生かして、「ごみ」をテーマに劇づくりです!
1時間という限られた時間の中で、内容を考える・台本作り・配役・道具作り・練習とたくさんのことをしなければなりません。参画の感覚が大事になってきます。
2チームともたくさん対話を重ね、ステキな劇を作れました。子どものころを思い出して、たのしみながら夢中になって取り組めるいい機会でした。
チーム1「さーちゃんの老後」
チーム2「変なエコ」
夜には、お楽しみの懇談会でした。
Manabeeの過去の参加者も合流して、ワイワイ話しました。ありがとうございました~!
次回からは、全日程参加の皆さんと、いよいよプログラム作りに入っていきます。どんなふうになるのかとっても楽しみです~!
(さーちゃん)
オンライン2日目も開催しました
オンラインでは、リアル会のレクチャー部分の録画動画を事前に各自で視聴いただき、その後オンラインで集まってワークを体験していただくという講座でした。
ワークはNVCと生み出す対話のワークの2種類。
短い時間の中にぎゅっと詰め込んだのですが、参加者の皆さんの熱量もとても高く、わいわいと楽しかったです。
終了後、このような振り返りを聞かせていただきました!
・本音を伝え合うことができたな、という経験はあるけれど、その先にどう進めばいいのかわからないと思っていた。共通の願いをつかめばいいんだなとわかって、とてもよかった
・「対話」というものを、今までちゃんととらえていなかった。大学の授業でも、意見をお互いにかわす、議論をするという経験しかなかった。共通項を見つけて解決策を見つければいいんだなと思って新鮮だった
・子どもに対して教育観が大きく違う人と、どう話していいかわからなかった。その人と自分の共通の願いを探してみたいなと思った。・動画アーカイブの時点で、とても学びが多くてとてもよかった。