兵庫県猪名川町が、なぜ、私たちの学校設置に大きな可能性を感じ、まちのミライを託そうと思ったのかと言うと、
実は、猪名川町さんには、廃校をユニークな教育をする学校に貸すことで、まちづくりに成功したという成功体験があるからなんです。
それが、2016年に、猪名川町阿古谷小学校の校舎を使って開校した、学校法人大前学園さんが運営する「猪名川甲英高等学院」。
農作業などをしながら地域の方々と関わり、自然の中でのびのびと学ぶことができる学校で、年々生徒数も増え、学校ができたことで地域が活性化も進んでいます。
このことから、猪名川町は、「学校の跡地は、新しいタイプの学校さんに来てもらうといいに違いない」という思いをもたれている自治体さんとなります。
大前学園さんとは、10年ぐらい前に、箕面こどもの森学園に見学に来てくださったことから知り合いになり、私たちがあちこちの廃校利用の視察をしていたときにも一度お話を伺いに行き、その後、猪名川町の廃校を使うかもしれないということになってからは、困ったことがあるとご連絡させていただき、いろんな相談にのっていただいています。
先日も、あけぼの学園さんと一緒に、大前学園さんにご挨拶とご相談にお伺いしてきました。
私たちの小中学校が猪名川町に設置できれば、小学校段階から高校段階まで、ユニークな教育がある町になるので、「一人ひとりの子どもの声が大切にされるまちづくりと学校づくり」が可能になる地域になるのではないかと思っています。
大前学園さんにもいろいろとご相談しながら、猪名川町、あけぼの学園さんと一緒に、「学校を中心とする住み続けられるまちづくり」を進めていきたいと思います。