【森のアトリエ】最後の活動!雨の里山センターでじっくりと。

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黒川公民館から始まった森のアトリエは、昨年で4年目になり、黒川里山センターの新棟完成の3月活動を終了しました。


月に一回の活動では、里山の季節の移り変わりを感じながら、春は桜や田んぼ遊び、夏は川遊びと冷たいチューペット、秋は味覚狩りや紅葉、そして冬は焚火と雪景色、自然の中で感覚が研ぎ澄まされ、たくさんの発見や感動を参加者の皆さんと共有してきました。大人、子ども関係なく一体感があった仲間と会えなくなるのは寂しいですが、まずは次のステージに向けてピリオドを打ちます。

さて、最後の活動日は雨、ぶっきーから「最後の活動が雨になりましたが、きっとこれは皆さんをこの建物の中へ導いているんだと思います~」と活動がスタートしました。午前は、カレーつくり、アトリエ、木工、山散策から好きなところでの活動です。

 
調理室では、昼食用のカレーつくり。

用意されていた材料は、玉ねぎ、じゃがいも、ニンジン、鶏肉、ココナツミルク、豆乳、カレースパイス、調味料いろいろ、緊急用としてカレールー…

3グループに分かれ、それぞれでレシピを考えます。決めたことは、お昼ご飯にカレーを食べること!

早速、それぞれのグループで対話が始まっていました…どうやって作る?何からどうする?野菜切る?炒める?重ね煮してみる?スパイスってどんな匂い?

野菜が煮えたら頃は、いろんな調味料で味を整え始め…味噌、醤油、はちみつ、コンソメ…

味覚と対話と…カレー作りの醍醐味です!

完成したカレーは、それぞれ個性のある味のカレー…


市販のカレールーだと簡単で失敗はないけど、その過程のドキドキや面白さはきっと少なかったかな~4年間参加者の皆さんと積み上げた森のアトリエの最後らしいカレーつくりでした。カレーは、3グループのどのお鍋も空っぽでした(^^♪

午後は、もうすぐ咲くであろう桜をイメージして桜餅つくり~

食べること大好き人いっぱいの森のアトリエらしい活動でした。あんこを丸めて、炊き立てのもち米で包んでいきます。あまり赤くないもち米はうさぎに見えたのか、南天の葉っぱでうさぎの耳をつけ始める人登場~たくさんのうさぎが並びました~


4年間続いた活動に終止符を打つのは寂しい気がしますが、新しい形の里山の拠点を創っていきたいと思っています。参加してくださった皆様、森のアトリエへ思いを寄せてくださった皆様、ありがとうございました。(西川)

4年間たくさんの人と森のアトリエを育んできました。森のアトリエをやるにあたって、スタッフが決めていたことは、参加者の人をお客さん扱いせず、ともにこの場をやっていこうということでした。僕自身も参加者のみなさんとたくさんつながれて楽しかったですし、月1でやっていたこの場がなくなるとなると寂しいですが、また新たな形で里山に集えたらと思っています。みなさん、ともにこの場を育んでくださり、ありがとうございました。

(矢吹)