【もりラボ企画】おとな哲学カフェ 第1回 老いってなあに?〜人生100歳時代を生きる私たち〜

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もりラボ企画とは

 

コクレオの森の会員の皆さんが「こんなこと伝えてみよう!」「こんなことやってみよう!」と実験的に企画して参加者を募集し、企画者と参加者がともに楽しいひとときを過ごすというものです。

 

おとなも哲学してみよう!

 

箕面こどもの森学園の学習プログラムの中に、ふだん疑問に思うことについて話し合う「こどもてつがく」の時間がありますが、正解のない問題について自由に対話しています。テーマはいろいろで、「愛情と友情の違いって?」、「なぜ人は殺してはいけないの?」、「宇宙人って本当にいる?」など。子どもたちは自分の思っていることを話し、ほかの人の思っていることを聞くことを通して、自分の思考が広がったり深まったりします。
大人にもそんな時間があったらといいなと思って、「おとな哲学カフェ」を企画しました。

 

第1回は「老いってなあに?〜人生100歳時代を生きる私たち〜」

 

参加予定者は15人でしたが、体調不良による欠席者もあり、当日は13人の方が参加されました。
最初にコクレオの森のイベントではいつもやっているハッピータイム(チェックイン)をしました。

ハッピータイム

哲学対話のグランドルール説明

次に、哲学対話のルール説明と、今回のテーマ『“老い”ってなあに?』の説明をしてから、3つのグループに分かれて35分間の対話セッションを行いました。
10分間休憩をとってから、全員集まって各グループで話し合われた内容をシェアした後、感想を述べ合いました。最後に、第3回目のテーマを考えました。自由な雰囲気の中で、自分の考えを深め、有意義な時間が過ごせたのではないかと思います。

次に、今回の対話の中で出された意見のいくつかをご紹介します。

 

<老いと年齢の関係>

 

 

・高齢と老いは違う。

・もう嫌!と思った段階で、老いが始まる。

・老いるとは、歳をとる過程だと思う。自分は40歳になったが、人生を1周回ったという感じ。今、2周目に入って、子供の人生を追体験している。やがては3周目に入るのだろう。

・50歳は人生の折り返し点、これからどうしていくか?

・今80歳だが、第3の人生が始まったように感じている。第1の人生は、20歳から60歳までの期間で、結婚し家庭を持って、仕事をすることが中心の生活だった。40歳は不惑と言われるけど、40歳の頃に「こんな人生で良いのか?」という迷いが始まった。60歳近くになって、自分のやりたいことが見つかったのでそれを始めた。この時、第2の人生が始まった。70歳を過ぎた頃からその先をどう生きるかを考えるようになった。

 

<老いることの不利と有利な点>

 

 

・心より身体の変化が先にくる。

・体の動きが変化してくると、気持ちも消極的になりがち。

・身体の不自由が恐れになる。

・社会から離れる恐怖もある。

・歳がいくのもいい! 親切にされるから。

・高齢になると、単に自分のための時間ができる。

・自分の力を人のために活かせる。

 

<老いと死の関係>

 

 

・歳はとっても、老いずに死にたい。

・死については考えたが、老いについては考えたことはない。

・自分の兄弟が若いうちに亡くなったので、人間いつ死ぬかわからないと思っている。やりたいことを先にやろうと思って、人生を前倒して生きてきた。

・死ぬのはわかっているけど、死ぬと言われるとどうなるか?→こわい、かなわん。

・死ぬのは怖くない。人生に自分を委ねる。

 

<老人の心境>

 

 

・老いは自然がくれたプレゼントである。

・老人ってどういうものかを若い人に見せるのも役割。

・体力的・気分の低下や「できていたことができなくなる」ことも、まぁいっか。

・「まぁいいか」とはまだまだ思わない。→くやしい気持ち

・できないことを承認する、それでいい!

・老化は生物的で抗える。老いは人間的で受け入れる。

・世の中の変化、世代の変化、感覚の変化に取り残されていっている。

・老いと生きること、死ぬまでどう生きるのか?

 

<老人の生き方>

 

 

・自分のペースを自分で作る。

・つながっている。鎖を外していくのが一番しんどい仕事。

・いつ死ぬのかわからんから、今を楽しむ。

・「怒り」を手放す。

・相手の怒りをやり過ごす。

・若い時とは違う形の人生がある。

・蓄えるために生きるのは若い時にしかできない経験。後で思い出せる記憶。

・能力に頼ってきた。能力を手放すことで自分自分の価値・本質に近づける。

 

<老人の居場所>

 

 

・高齢者の居場所が重要。今、そんなところがないので、自分たちで考えないといけない。

・札幌に元家具職人のおじさんが森の中に一人で棲んでいる。いつ行ってもそこに居て、話を聞いてくれる。とても居心地の良い場所である。

Aチームの対話のシェア

Bチームの対話のシェア

Cチームの対話のシェア

チェックアウトの時に参加者の皆さんから出てきた言葉たち

今回の反省点としては、対話セッションの時間が35分間と短かったことと、一つの意見に対して反対意見も引き出せたらもっと内容が深まったのではないかということです。参加者から「テーマが多いので3回では終われないだろう」という意見もいただいたので、おおむね成功だったのではないかと思っていますが、次回はさらによい形で開ければと思っています。

対話の後の記念撮影

第2回は「人はなぜ争うのか?」

 

次回は2月10日開催で、テーマは「人はなぜ争うのか」です。
お申し込みはこちら↓
https://peatix.com/event/3815759/view

 

第3回おとな哲学カフェのテーマの案は…

 

第3回は3月9日に開催予定です。
テーマの案として出ているのは
お金とは何か?/欲望は必要か?/豊かさとは何か?/お金がなくても豊かな人生は開かれているか?/幸せに生きることは一番大事なことか?/死とは何か?

これらを基にして、ファシリテーターで話し合ってテーマを決めたいと思います。(MT)

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