【子育てカフェ&BAR】子育てをあきらめる⁉子どもとの健全な境界線の引き方とは。

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子育てってあきらめて良いの??いやいやダメでしょ!ってほとんどの親が思うかもしれません。

だけど、これは言い換えると「良かれと思って子どもを支配することをやめませんか」という提案です。

今日の子育てカフェは、過干渉・過保護について考えていきました。
講師はコクレオの理事でもある、としこさん。

 

これって過干渉?過保護?と自分の行動をどうなのかな?

と親であれば誰でも一度は考えた事があると思います。

「過干渉」かどうかを見極める時の考え方として「境界線を引く」というのがあります。

相手と自分との間に境界線を引いて、「課題を分離する」ということです。

 

例えば、「勉強する」という課題があった時、
「これは誰の課題なのか?」「最終的な結末を引き受けるのは誰か」
という視点から課題を分離します。
分離してどうするのか、踏み込まない。だたそれだけです。

子どもが勉強するのかしないのか。
本来これは「子どもの課題」であって、「親の課題」ではありません。子どもの人生の話なのです。

 

 

だけど、良かれと思って、とか心配だからと、
気づかないうちに親はわが子をコントールしてしまうケースが良くあります。
しかしその時、わが子はどう感じているのか。

思考停止状態で依存的になり、反発したり、自分はダメなんだ。。。と自己肯定感が下がってしまいます。
とくに「いい子」である場合は気を付けなければなりません。
境界線を超えて子どもをコントロールする親の事を「ヘリコプターペアレント」とか「カーリングペアレント」と言ったりします。

「今のあなたのままじゃだめなのよ」
「お父さんを安心させてくれるあなたしか受け入れられないんだよ」
というメッセージとして子どもに伝わり続けるのです。

 

親子の間に境界線を引いて課題を分離することは、冷たいような印象を受けるかもしれませんが、放任とは違います。

過度な注目をやめて「困った時はいつでもサポートできるよ」というメッセージは送っておくことが大切です。

 

その後は、課題の分離ができるとどうなるのかを私の経験を交えながらシェアしました。

境界線を引くというのは、言葉で言うのは簡単なことですが子育てで実践しようとするとき、とても勇気が伴います。
そして、健康的に境界線を引くことができると少しずつわが子を信頼できるようになっていきます。
それが「子育てを前向きにあきらめる」ということなのです。
そうやって少しずつ手放していく事で、親である私も子育てのプレッシャーから解放されていったこともお伝えしました。

 

後半はいよいよワークの時間です。

ワークシートに沿って、「相手の課題に踏み込んだケース」・「踏み込まれたケース」の問いに答えていただきます。
ご自身がその時どんな感情だったのかを言語化してもらいました。
そのことによって、親としての自分を観察してもらう時間となりました。

 

最後は個人振り返りをして全員でシェアしました。

以下は参加者の感想です。

 

・親として不安ばかりが先行していることに気が付いた。互いに何を考えているのかを共有していきたいと思う。

・お話を聞いて、自分は子どもの課題に入り込み過ぎていることが分かった。

・子どもと対立するのではなく、対話ができるように余裕が必要だと思った。

・これまで「自立」といのは、「経済的自立」をイメージしていたけど、「心の自立」を大切にしたいと思う。

・わが子をみてイライラしたり、腹立たしく感じるのはどうしてなのか、もっと考えていきたい。

・わが子を信じることを怖がらずにやってみたいと思った。

・親自身の体調が悪い時や要望に応えられない時に、子どもをがっかりさせているなと感じていたが、無理な時はできないと伝えてもいいんだと分かって、それを伝えることが「わが子を信頼する」ということなのかなと思った。

・「尊重する」というイメージが難しかったが、子どもから「ママありがとう」って言われると私の存在を受け入れてもらっている感じがして、それが「尊重する」ことなのかなと思った。

・ワークで感情にアプローチするのがとても良いと思った。わが子とも一緒にやってみたい。

 

 

最後はいつものように記念写真。「境界線~」のポーズで撮影しました。

子育てカフェのみなさん

子育てBARのみなさん

次回のテーマは「リフレーミングの魔法」メインファシリテーターは田鶴子さんです。お楽しみに!(O.T)

 

 


次回以降のお知らせ

シーズン2「大好き!が伝わる子育て」
第1回 子育てをあきらめる?!(終了しました)
第2回 リフレーミングの魔法
第3回 ほめない叱らない子育て
第4回 子どもと対話しよう

日 程:子育てカフェ(昼) ①9/13、②10/11、③11/8、④12/13
子育てBAR(夜) ①9/21、②10/19、③11/16、④12/21

時 間:子育てカフェ(昼) 10時~12時
子育てBAR(夜) 20時〜22時

参加費:2000円
4回まとめてお申込みがお得!8000円→7200円に!
1回目を逃した方も、お申込みいただけます。
万一欠席された場合、後日レクチャー部分の動画をお送りいたします。
または、同じ月のカフェor BARに振り替えしていただけます。
安心してまとめてお申込みください。
(単発参加の方への動画送付はありません)

定 員:カフェ&BAR それぞれ20名

お申込み:https://kosodatecafebar2.peatix.com/

講 師:守安あゆみ(認定子育てHATマイスター*/NPO法人コクレオの森理事)
坂本田鶴子(認定子育てハッピーアドバイザー*/コーチ・カウンセラー)
植木尚美(認定子育てハッピーアドバイザー/ことの美代表)
小野淑子(認定子育てハッピーアドバイザー/NPO法人コクレオの森理事)
*子育てハッピーアドバイスの著者である明橋大二医師が提唱する一般社団法人HATの認定資格

開始15分前からzoomのお部屋を開けます。開始5分前までに入室してください。

<キャンセルについて>
4回まとめてご参加をキャンセルされる場合、初回講座ご参加の前日16時までにご連絡ください。
単発参加の場合は、開催日前日の16時までにご連絡ください。
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ご連絡なき場合、キャンセルは致しかねますのでご了承ください。
また講座がスタートした後からの返金も受け付けませんので、あらかじめご了承ください。