おとなの森事業「学び場コーディネーターManabeeプログラム・主体的で対話的な深い学び~しあわせな学校、学び場へ~」の受講者のみなさんが
実際にこどもの森の子どもたちに向けて行う「共育プログラム」として、低学年クラスのことば共同の時間にワークショップを実施していただきました。
子どもたちが大盛り上がりになった、とっても楽しいプログラムでした。
Bグループのみなさん、ありがとうございました。
以下、今年度Manabee Bグループのメンバーが書いてくださった様子です。
どうぞご覧ください!
10月27日(水)にBグループの低学年向けプログラム「みんなで さるるるる〜ことばを集めてお話を作ろう〜」が行われました。
プログラムづくりは方向性を相談の上「絵本を起点としたお話づくり」というベースに対し、5人のメンバーそれぞれがおすすめ絵本をLINEでシェアするというところから、始まりました。自分の家の本棚から、図書館の児童書コーナーから、長年心の中にあった物語まで、その数20冊!
「ことば共同」の特性やManabeeプログラムのキーワード「自己肯定感・自己決定・対話・ESD」の4つを大切にしたプログラムづくりをしていこうということで、絵本を五味太郎作「さるるるる」に絞り込み5人のメンバーとZoomミーティングを重ねながら、当日案を作っていきました。
出来上がったプログラムは、五味太郎さん作「さるるるるる」という絵本の読み聞かせをした後、「さる・くる」「さる・ねる」といった「る」のつく動詞を集め(個人ワーク)、おちゃめなサルが主人公の動詞をつなげたお話づくり(グループワーク)、身振り手振り付きの発表(全体にシェア)を展開していくというものです。
遠方のメンバーもいたことから、ワークシートづくりや、ポスターづくり、など作業を分担し、メンバーがリアル対面を果たしたのは当日の朝ということになりました。それでもなんだか、懐かしい感じさえしたのは、なぜでしょう。
プログラムの最終打ち合わせで変更、修正を加え、ドキドキしながら子どもたちを待ちました。
さて、子どもたちの反応は、、、。
5グループに分かれてお話づくりをしたのですが、造形遊びのように言葉と言葉の偶然の出会いをお話にするグループあれば、面白い展開を求めて、動詞探しをするグループあり、早くも身振り手振りをしてみるグループありと、目まぐるしく展開していきました。
異学年で構成されたグループだったのですが、全員の意見を入れながら上手にお話づくりを進めていました。
休み時間を挟んで、後半はグループごとに発表と感想交流を行いました。
「さる・図書館にくる」「さる・スキーする」「さる・おこられる」「さる・にげる」と、いたずらなサル。「さる・いちごになる」「さる・みかんになる」というエキセントリックなサル。「さる・小麦作る」「さる・小麦刈る」「さる・ラーメンつくる」という職人堅気なサル。などなど、お茶目なサルが現れるたびに笑いが起き、見る方も演じる方もニコニコの発表になりました。「さる・親になる」という衝撃展開のストーリーを披露したグループにはアンコールもとび出すほどでした。
プログラム終了後の反省会(?)では様々な感想が語られました。中でも「子どもに任せる委ねることで学びが広がり深まって進んでいく」という実感をそれぞれが持てたことが共通していたように思います。
あっという間の時間がすぎ、子どもたちの「楽しかったなぁ。」とつぶやきが聞けて、メンバーは大満足でした。
貴重な学びの機会をいただきました。
こどもの森の子どもたちとスタッフの皆さん、様々な形で併走してくださったあゆさん、メンバーの皆さんありがとうございました!(N.O)