1月15日(水)、新年1回目の子育てカフェを開きました。
今回のテーマは「こどもの森流 問題解決のコツ」
メインファシリはこどもの森スタッフでもある、あゆが務めました。
今回、一番お伝えしたかったこと。
それは、
「問題は成長のチャンス」
ということ。
子どもが問題を起こすと、なんだか気が重いですよね。
「なんでこんなことに」
「どうしたらいいの」
「このままどんどん悪い方へ行ってしまうんじゃないか…」
そんな不安が頭をよぎってしまいます。
実は、この大人の側の不安が、問題解決をこじらせてしまったり、
親子関係を悪くしてしまったりすることがあります。
不安や心配事の96%は起こらない、と言われています。
そう、ほとんどが取り越し苦労。
問題が起きた時、それは成長のチャンスです。
「大丈夫!なんとかなる!」
「成長のチャンスが来た!ラッキー!」
そんな風に捉えると、不思議なことに「問題」は「課題」に変わります。
課題は成長のチャンス!
問題が起きるって、実はラッキーなことなんです。
さて、問題を解決しようとするときに、大切にしてほしいことがあります。
それは、
「自己肯定感を育もうとすることがベースである」
ということ。
これは表面的な問題解決が目的ではなく、
問題を通して見えてきた子どもの心を育くむことが、問題を根本的に解決する道である、ということなんです。
今回は、11月に出版したこどもの森の新刊「みんなで創るミライの学校」に書かれている「みんなで考え支え合うクラス集会」というエピソードを使って、
問題解決の方法を考えていきました。
また、同じく本のコラム「トラブル解決は棒人間で」でご紹介した、可視化の方法についてもお伝えしました。
最後に、いつものように参加者のみなさん全員でふりかえりタイムです。
以下、感想の一部をご紹介します。
- 子どもの問題だけじゃなく、人間関係全般に使えるなあと感じました。
- これまでは子ども同士のケンカの仲裁に入って一人ずつ話は聞いていたけど、最後は私がジャッジしてコントロールしていたなあと感じました。
- 話すことで自分を客観視できて、自分で「あ、そうか」と気づくことができると思いました。
- 起こった問題に対して対応していたことに気がつきました。問題はそこにいる人全員の成長に繋がるんだなあと、子どもにとっても私にとってもいいんだと思いました。
- 棒人間で可視化するということを、今日からやってみようと思いました。
- 大事だと思ったことが3つありました。1つは「俯瞰してみること」。宇宙規模で俯瞰してみれば大したことないと思えるなと。2つ目は「子どもを信じること」。コントロールせずに済むなと。3つ目は「対等」。起こってイライラしていると対等であることを忘れてしまう。4つ目は「問題を手放す」。すぐに解決しなきゃと思いがちだけど、どんと構えていたいなと思いました。
- 「手放す」の意味がわかりました。
- 子どもに寄り添っている「つもり」になっている自分を確認したいと思いました。
- ここに来ると、大事なことを思い出せます。
ファシリテーターの鹿毛さんより。
答えを決めつけ、押し付けるというのは日本人男性に多い。心が通い合わない。
本当は心の通い合い。心にあったかいものを感じあっていれば、共同行動を取ろうが、別個の道を歩もうが、どちらもOK。
自分は自分の幸せを大切にし、相手は相手の幸せを大切にする。お互いにそれができたらOK。
たづこさんより。
私、子育て反省だらけなんです。
その中で「子どもを信じてよかった」と思うことがあったのですが、
息子が就活の時期に全く就活せず、部屋にいたんです。
でもどこか大丈夫という思いが私の中にあって、見守っていたら、
あるとき突然動き出して、3社目で決まったんです。
親が手を加えないほうがいいなと学んだ出来事でした。
(A.M)
【子育てカフェ・次回以降のお知らせ】
第2回 2月12日(水)「わたしのよさ発見!」
第3回 3月11日(水) 「ともに育つ子育て」
*日時は都合により変更になる場合があります
時間:10:00~12:00
講師:守安あゆみ(認定子育てハッピーアドバイザー(※)、コクレオの森副代表理事)
坂本田鶴子(認定子育てハッピーアドバイザー(※)、コーチ、カウンセラー)
※子育てハッピーアドバイスの著者である明橋大二医師が理念を提唱する一般社団法人HATの認定資格
ファシリテーター:鹿毛敏孝(コクレオの森運営委員、子育て教育アドバイザー)
参加費:2000円(お茶付き)
定員:20名
*保育はありません。ご相談ください
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