7月後半の風には、初めて参加する人たちがいました。
朝のハッピータイムでは、少し自己紹介をしてから、活動がスタートします。
「ウッドデッキってどこ?」
「水道は?」
「ここには動物はいるの?」
はじめは、スタッフが答えたり、案内していたのですが。
一緒に活動するうちに、自然とみんなともうちとけていきました。
暑い日は川が最高です。
大人の腰ほどの深さのところは、絶好の水遊びスポット!
「川は嫌だ。」
と言っていた人たちも、いつの間にやらびしょ濡でした。
川からの帰り道に、お互い何年生だとか、どこから来たかとかいう話をしながらセンターまで歩いていました。
午後はいつものアトリエです。
アトリエには、何があって何を作ることができるのか。
初めてきた人たちは、あれこれといろんな材料を見ながら、やることを考えていました。
けれどもいつものメンバーは、やることを決めてきていたりして
材料をさっと手に取って、作り始めます。
竹を使って、釣竿を作ったり
木を切ったり合わせたりして、ナイフのようなものを作ったり。
風の通貨を考案した銀行さんたちは、お店募集のチラシを作っていました。
銀行さんの説明会を受けて、自分たちのお店作りを始めた人たちもいます。
みんながあれこれとやっている様子を見て
初めてきた人たちも
「あぁ、そうなのか。」
と動き出します。
ここにはいろんなものがあり、いろんなことができる。
自分もやってみようと動き出したときに
ここが自分の居場所になっていくのかもしれないと感じました。
前期の風は終了です。
後期はまた、新しい風が吹くのかもしれません。