子育てカフェシーズン2「これで決まり!幸せな親子関係のコツ」がスタートしました!
9月のテーマは「それって過干渉?」 メインファシリ、としこさんが当日の様子を書いてくださいました。
最近、我が子を心配したりモヤモヤしたことはありますか?どんな時でしたか?
ゲームばっかりしている時?子供部屋が散らかっていた時?兄弟げんかをした時?
その時、イライラしてお子さんに注意したり、叱ったりした人も居るかもしれません。
片付けや宿題を手伝ったけど、それって過干渉なのでしょうか??
親として、これって過干渉?過保護?世話焼きすぎ?って自分の行動をどうなのかな?
と親であれば誰でも一度は考えた事があると思います。
そういう時は、境界線を引いてみましょう。
「過干渉」かどうかを見極める時の考え方として「境界線を引く」というのがあります。
相手と自分との間に境界線を引いて、「課題を分離する」ということです。
例えば、「勉強する」という課題があった時、「これは誰の課題なのか?」という観点から考えを進めていきます。
子どもが勉強するのかしないのか。本来これは「子どもの課題、子どもが考える事」であって、「親の課題・親の事」ではありません。
対人関係におけるトラブルは、「相手の課題」に踏み込んだ時や、「自分の課題」に踏み込まれた時に起こるのです。
今日はアドラー心理学の「嫌われる勇気」に基づいた課題の分離について皆さんと考えていきました。
課題の分離とは何かを説明したあと、「自分の課題に踏み込まれる時」「相手の課題に踏み込んでいる時」自分の気持ちはどういう気持ちなのか、相手の気持ちはどんな状態なのかを考えます。
そして、最もよくあるケース、「親が子どもの課題に踏み込んでいる時」について詳しく見ていきました。
子どもが小さいうちは子どもの課題と親の課題が同じであることが多いのですが、子どもの年齢が上がるにつれて子どもは自我が出てきますし、自分で決める能力もついてきます。それなのに親は、子どもの課題と自分の課題をごちゃまぜにしてしまうのです。勉強・おけいこ・生活態度・服装・友だち関係など。
この時の親の気持ちは、「うちの子大丈夫かな?」「我が子のために良かれと思って」「子どもを愛しているから」
親は子どものためを思っていろいろ心配してお世話をやいているので自分では全く悪気がありません。むしろ正義感しかない。この凶暴な正義がものすごく子どもを傷つけてしまいます。
親が良かれと思ってあれこれやってしまうことが、なんと子どもの成長するチャンスを奪っているのです。
こんな風に子どもの課題に踏み込んでいる親を「ヘリコプターペアレント」ということもできます。
親子の間に境界線を引いて課題を分離することは、冷たいような印象を受けるかもしれませんが、放任とは違います。過度な注目をやめて「困った時はいつでもサポートできるよ」というメッセージは送っておくことが大切です。
そして、子どもから相談がある時、子どもがOKをしてくれた時は「共同の課題にできる」ことについても確認しました。
その後は、課題の分離ができるとどうなるのかを私の経験を交えながらシェアしました。
親は、自分自身を俯瞰できる、わが子を尊重できる。自己肯定感を持てる。
子どもは、親を信頼することができる、勇気づけられる、自己肯定感が育まれる。
最後にまとめをして前半は終わりました。
後半はいよいよワークの時間です。
ワークシートに沿って、「相手の課題に踏み込んだケース」・「踏み込まれたケース」の問いに答えていただきます。ご自身がその時どんな感情だったのかを言語化してアウトプットしてもらいました。
そのことによって、ご自身の中に潜む無意識にアクセスしていきます。
最後は個人振り返りをして全員でシェアしました。
以下は参加者の感想です。
・子育てまっ最中の時は、課題が親子でごちゃ混ぜになっている。アウトプットしてみることでクリアになった。
・子どもがいつでも助けて欲しいと言いやすい雰囲気にしておくことが大事だと思った。
・どこまで踏み込んだらいいのか、相手に聞いてみることにしている。聴き合うというコミュニケーションが大事だと思った。
・自分の感情に気づいていなかったので、ワークをすることで聞いてもらえた感じがして癒された感覚がある。
・これまで子育ては「ダメ!」ばっかりだったのが、子育てカフェに参加して子どもをを尊重できるようになっていた。周りから甘いと言われることがあったが、境界線を引いていきたいと思った。
・ワークをやってみて、自分はどうしたかったのかと振り返ることでより一層落とし込めた気がします。
・相手が大切な人だからこそ、こちらも一生懸命になってしまう。できることをしたら後は任せるということが大事だと思う。失敗してもいい。それが自分軸を作るということ。
・過干渉かどうかを、親が気づいていないケースはとてもやっかい。「いい子」であれば自分の課題に踏み込ませてしまうということを親は知っておきたい。
最後はいつものように全員で記念写真を撮り、終了しました。
次回のテーマは「短所は長所~リフレーミング~」です。(T.O)
いよいよシーズン2が始まりました。 シーズン2「これで決まり!幸せな親子関係のコツ」 9/14 (水) それって過干渉?(終了しました) 10/12 (水) 短所は長所~リフレーミング~ 11/9 (水) ほめない・𠮟らない子育て 12/14 (水) 同じ目線で話をしよう 時 間:10時~12時 参加費:2000円 4回まとめてお申込みがお得!8000円→7200円に! 万一欠席された場合、後日レクチャー部分の動画をお送りいたします。安心してまとめてお申込みください。 (単発参加の方への動画送付はありません) 第1回目終了後でも、4回まとめてお申し込みが可能です。 参加できなかった回の動画をお送りいたします。 定 員:20名 講 師&ファシリテーター 守安あゆみ(認定子育てHATマイスター*/NPO法人コクレオの森副代表理事) 坂本田鶴子(認定子育てハッピーアドバイザー*/コーチ・カウンセラー) 植木尚美(認定子育てハッピーアドバイザー/ことの美代表) 小野淑子(認定子育てハッピーアドバイザー/NPO法人コクレオの森理事) *子育てハッピーアドバイスの著者である明橋大二医師が提唱する一般社団法人HATの認定資格 お申込みはこちら 参加申し込み者に、個別にzoomのURLをご連絡いたします。 9:45から部屋を開けます。9:55までに入室してください。 <キャンセルについて> 4回まとめてご参加をキャンセルされる場合、第1回目前日16時までにご連絡ください。 単発参加の場合は、開催日前日の16時までにご連絡ください。 Peatixのキャンセルポリシーに従って手続きを行います。 ご連絡なき場合、キャンセルは致しかねますのでご了承ください。 また講座がスタートした後からの返金も受け付けませんので、あらかじめご了承ください。 ***************************** いいところも悪いところもまるごと受け入れ、 わたしはわたしでいいんだと思える心。 それが、自己肯定感です。 自己肯定感を持っている人は、 人生をいきいきと幸せに生きることができます。 子育てカフェでは、子どもの自己肯定感だけでなく、 おとなの自己肯定感も育み、 親子がともに生き、幸せになるためのお手伝いをします。 まずはおとながホッとして、肩の力を抜いてラクになること。 どうぞほっこりしにおいでください。
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