「本当に伝えたいことが伝わっていますか?」こどもの森のハッピーアドバイス

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秋も深まってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
先日10月14日に子育てカフェを開催しました。

テーマは

「本当に伝えたいことが伝わっていますか?」

人って、本当に伝えたいことと、
口から出る言葉が違ってたりすることあるよなあって思います。

子どものことをとっても愛しているのにうまく伝わらず、逆に関係を悪くしてしまったり、
子どもの自己肯定感を傷つけてしまったり。

あ~
なんて愛おしくもどかしいのでしょう。

伝え方のちょっとしたコツを知るだけで
子どもへの愛の伝わり方が違ってきます。

今回はなんと、岡山、東京に加え、アメリカからのご参加もあり、ワールドワイドの広がりを感じます。オンライン講座開催ならではのメリットですね。

 

ファシリテーターは守安あゆみさんです。

お題は「おこごと」

こどもの困った行動に対して、子どもに伝わる伝え方を考えてみました。

 

普段の言い方

こういう言い方では、子どもは自己肯定感が下がり、親への信頼感もさがります。
親はこんなことを望んではいないですよね。

 

実はコミュニケーションをはばむ12のパターンがあります。

 

 

例文ではこのパターンのどれに当てはまるでしょうか。

 

この場合では⑥の批判・判断をしています。

本当の気持ちは時間を守ってほしいということですが、子どもにはそれは伝わっていません。

 

あなたを主語にしたあなたメッセージと
わたしを主語にしたわたしメッセージというものがあります。

あなたメッセージは、普段よく口にする言い方ではないでしょうか。

わたしメッセージの言い方

こちらのわたしメッセージを使うことで、
考える力が育ち、自分で決めて行動する力が育つ。
思いやりの心が育まれ、正直な気持ちを話してくれるようになる。

 

 

わたしメッセージは慣れるまで少しコツがありますが、
親子の関係をとても円滑にすることができます。

実際に、参加者のみなさんに「おこごと」を言う場面を想定して、わたしメッセージを作るワークをしていただきました。

具体的な場面でのわたしメッセージ作成は、むずかしく感じられる方もいらっしゃいました。

 

なかなかすぐに、わたしメッセージを使いこなすことはむずかしいかもしれませんが、
チャレンジし続けて私の気持ちを探りつつ伝えることが、大切ですね。

 

つい油断すると、自分の思うとおりにしたくなり、
自分の「正しさ」を押し付け、子どもを見下してしまうことがあります。

 

そこで思い出していただきたいのは、
相手を尊重し対等に接すること。

こどもをコントロールしないこと、子どもは「はかりしれない他者」であることです。

 

参加者のみなさんの感想をいただきました。

いつもすてきな気づきをシェアしてくださるので、さらに学びが深まります。

 

・前回の「聴くこと」の取り組みを旦那さんとチャレンジして、自分を見つめなおす時間になった。今回は、子どもの想い、夫にもそれぞれ想いがある。共有したい。

・わたしメッセージをするには、自分に対して能動的な聴き方をすること。

・わたしメッセージは、難しかったが、今後に生かしていきたい。

・自分の感情を表現できなかった。素直に伝えていきたい。

・非難がましくなってしまう。コミュニケーションをはばむパターンを全部やってきたのがよくわかった。

・友達には、かけないような言葉を子どもには言ってる。本当の気持ちを伝える大切さを感じる。

 

 

今回は親業のエッセンスを取り入れながら、ワークの体験をじっくりすることで理解が深まったことと思います。奥の深いわたしメッセージですが、繰り返しコツコツ自分の気持ちを感じて、素直に伝え続けるトライ&エラーが大切ですね。

 

前回の「聴くこと」について夫さんと共有してくださった参加者さんのお話を聞いて、こちらでの学びを早速実践してくださっていることに、とてもうれしく思いました。

コツコツ実践することで、いろいろな気づきや変化があると思います。

みんなでますますハッピーな子育ての時間にしていきましょう。
(N.U)

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【9月からのこどもの森のハッピーアドバイス】

9月からの子育てカフェは、「自己肯定感」を育むための基本を、一からお伝えしていきます。
基本なので、何回聞いても聞きすぎることはないというぐらい、とても大切なことです。
聴くこと、伝えること、受け止めること、話し合うこと・・
お互いに一人の人として尊重し合える関係を作り上げるためには、
このコミュニケーションの基本をしっかりと学ぶことが大切です。
同時に、自分自身をねぎらいゆるすこと。
安心できる場で、参加者同士で語り合う中で、どうぞほっと一息ついてください。
講座終了後に、短い時間ではありますが、
ほっこり自由におしゃべりしていただく時間も設けます。
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第1回 9/9(水)「本当に子どもの話を聴けていますか?」(終了しました)
第2回 10/14(水)「本当に伝えたいことが伝わっていますか?」(終了しました)
第3回 11/11(水)「その子のそのままを受け止めていますか?」
第4回 12/9(水)「対話していますか?~対話とは自分も相手も尊重すること~」
時 間:10時~12時
参加費:1500円
定 員:20名
講 師:守安あゆみ(認定子育てHATマイスター*/NPO法人コクレオの森副代表理事)
坂本田鶴子(認定子育てハッピーアドバイザー*/コーチ・カウンセラー)
*子育てハッピーアドバイスの著者である明橋大二医師が提唱する一般社団法人HATの認定資格
ファシリテーター:植木尚美(ことの美代表)
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いいところも悪いところもまるごと受け入れ、
わたしはわたしでいいんだと思える心。
それが、自己肯定感です。
自己肯定感を持っている人は、
人生をいきいきと幸せに生きることができます。
子育てカフェでは、子どもの自己肯定感だけでなく、
おとなの自己肯定感も育み、
親子がともに生き、幸せになるためのお手伝いをします。
まずはおとながホッとして、肩の力を抜いてラクになること。
どうぞほっこりしにおいでください。