希望をもち、つながり、リスクを取る覚悟を持とう 「コクレオダイアローグ」

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コロナウィルスの感染拡大を受け、さまざまなところに大きな影響が出ています。
私たちの心の中にも、不安や不満がつのり、メディアやSNS上でもいろんな意見や思い、情報が飛び交っています。

コクレオの森でも、箕面こどもの森学園の学習がオンライン学習になったり、さまざまなイベントをひとまず中止や延期にして、オンライン開催の方向を検討したり、里山地域でのイベントは感染対策を十分に検討した上で、心のケアの観点から、開催の方向を模索したりしています。

コクレオの森のコクレオとは、cokreo と表記します。
初めのcoは、英語で「ともに」という意味で、次のkreoは、エスペラント語で「創る」という意味です。
コクレオの森では、活動していくための指針をつくろうということで、昨年ガイドラインを作成し、新著「みんなで創るミライの学校」の巻末にも掲載をしています。

 

コロナウィルスの拡大から、世界が混乱している状況を受けて、「私たちは、何をともに創っていきたいのか?」 改めてこのガイドラインを振り返り、考える時間をとって、この状況を一緒に乗り切り、次の未来を創っていきたいと考え、コクレオの森の会員のみなさんで対話の場をもつことにしました。
それが、この「コクレオダイアローグ」です。(4月4日に開催しました)

 

コクレオダイアローグでは、たくさんの人がZOOM参加してくれたり、久しぶりに会場まで足を運んでくれた人もいました。

3時間におよんだダイアローグ。
まず、はじめに、それぞれが感じていることや考えていることを出し合っていきました。

・コロナウィルスの感染拡大の影響で、いろんな人の心に不安が芽生え、それぞれが自分の身を守るために、これまではあまりよくわからなかったそれぞれの価値観がはっきりしてきている

・コクレオの森のガイドラインとこどもの森のエッセンスを作ったけど、今、そのときに考えたことをどう実践していくのかが問われている

・学校を創っているなかで、まちづくりを目指すってどういうことなのか? 保護者としては、学校を選んでいるから、まちづくりと言われても距離感がある人もいるのでは?

・コロナウィルスの感染が広がる中で、子どもたちの学習をどう保障していくのか

・不安を感染させるのではなく、希望を感染させることが大切

・いまこそ、自分軸が問われている。自分の中の安心・安全をどう保つのか

・周囲とのズレ、違和感をどうとらえるのか。 エゴから真我への移行が必要なのだろうか

などなど、本当にたくさんの意見がでました。これを受けて、コクレオの森では、何を共に創って行きたいのか、これからどうしていきたいのかが話し合われました。

またまた、いろいろ話し合い、以下のことが出てきました。

 

「コクレオの森として、どうしていくのか」

①情報を伝える工夫:コクレオの森が目指すものをよりていねいに発信

②希望を伝染させる:夢、課題、希望を語り続ける 対話を重ねる

③対話の場づくり:オンライン、教育カフェマラソンのアップデート

④まちづくり:都市と田舎の参勤交代制、コミュニティバス、持続可能なライフスタイルの提案

⑤お金ではない価値交換

⑥今あるものをみつめる

⑦希望を持ち、つながり、リスクをとる覚悟をもつ

これをどう実現していくのか、どう具体化していくのかは、これからですが、これからもコクレオダイアローグを積み重ねながら、進んで行く道を見出していきたいと思います。(藤田 美保)