【子育てカフェ&BAR】3‐②自分を愛する力を育もう

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今回は、自己受容を深めていくシーズン3の2回目。

2月の講座では、「自分を愛する力を育もう」というテーマでお話ししました。

参加者それぞれが思い描く「自分を愛する」とはどんなことなのかにも耳を傾けながら、心理学の視点を交えて、その意味を丁寧に見つめていきました。

まずはハッピータイムで自己紹介と「自分を愛するってどんなイメージ?」をシェア

オンラインでは、恒例の乾杯から開始🎵

場が温まったところで、講座が開始!

 

自分を愛する力を育む2つのアプローチ

私たちの人生には、順調に進む時もあれば、立ち止まる時もあります。

できる時もあれば、どうしてもうまくいかない時もある。そんな“谷の時間”に入った時、多くの人は自分を励ますよりも、まず自分を責めてしまいます。

「どうして私はできないんだろう」

「また同じことを繰り返してしまった」

そんな言葉を、自分自身に向けてしまうことは誰にでもあるのではないでしょうか。

そこで今回の講座では、しんどい時に自分と向き合い自分を愛する方法として、2つのモードについてお伝えしました。

ひとつは、自分を分析し、変化や改善を目指す「改善モード」。

もうひとつは、今の自分をジャッジせず、そのまま受けとめて共にいる「受容モード」です。

改善モードはもちろん大切です。

自分を振り返り、必要な行動を選び直すことは、人生を前に進める力になります。

ただ、頑張っても変われない時や、どうしても前に進めない時もあります。

そんな時に改善だけを求め続けると、「できない自分」に対する自己否定が強くなり、かえって苦しさが深くなってしまうことがあります。

だからこそ必要になるのが、「受容モード」です。

受容モードとは、

「できない自分」

「弱い自分」

「情けない自分」

そんな自分の状態にも、評価や判断を加えず、そのままとどまってあげる力。

変えようとも、否定しようともせず、ただ「今ここにある自分の状態」と共にいる姿勢です。

 

 

危険を感じた時の心の守り方

私たちは強いストレスや不安を感じると、「戦う・逃げる・固まる」という反応を取りやすくなります。これは心が自分を守ろうとする自然な防衛反応です。

たとえば、不安を感じた時に必死に結果を出そうとする。

逆に挑戦を避けて安全な場所に逃げる。

あるいは思考が止まり、動けなくなってしまう。

これらはどれも、自分を守るための心の働きです。

だからこそ、「こんな自分はダメだ」と責めるのではなく、まずはその内側にある気持ちに気づき自分を大切にすることが大切です。

 

自分自身に優しさを向ける力

講座では、そのための考え方として「セルフコンパッション」という概念を紹介しました。

セルフコンパッションとは、自分への思いやりや慈しみのこと。大切な人を思いやるように、自分自身にも優しさを向ける力です。

 

その実践として、今回は「自分を愛する3つのステップ」をお伝えしました。

① 気づく

まずは、自分の状態に気づくこと。

「今、悲しいな」「不安なんだな」「息苦しいな」

そんな感情や身体の感覚を、見なかったことにしないことです。

感情は、抑え込めば抑え込むほど強くなることがあります。

怒ってはいけない、悲しんではいけないと思うほど、かえってその感情に飲み込まれてしまう。

だからこそ、まずは「今こう感じているんだ」と気づくことが、最初の入り口になります。

 

② 思い出す

次に思い出すのは、「人間らしさ」です。

傷つくこと、迷うこと、落ち込むこと、嫉妬すること。

それらは決して自分だけの問題ではなく、人間なら誰もが経験するものです。

「私だけじゃない」

「これは人間として自然なことなんだ」

そう思い出すことで、孤独感が和らぎ、過度に自分を責める気持ちが少しずつゆるんでいきます。

 

③ 慈しむ

最後は、自分を慈しむこと。

ここで大切なのは、行動を甘やかすことではありません。

その奥にある“抱えきれない気持ち”に寄り添うことです。

たとえば怒りの奥には、悲しみや寂しさ、不安が隠れていることがあります。

講座ではそれを、外側の「バチバチさん」と、その奥にいる「しくしくさん」という表現でお伝えしました。

本当にケアが必要なのは、怒りそのものではなく、その奥で泣いている気持ちです。

「悲しかったよね」

「それはつらかったよね」

「孤独だったよね」

そんなふうに、その気持ちに優しく声をかけてあげること。

それが、自分を愛するということの具体的な実践です。

 

講座の中では、概念として理解するだけでなく、実際に自分に優しい言葉をかけたり、胸に手を当てて自分を労わるワークも行いました。

知識として理解するだけではなく、実際に体験すること。

その小さな積み重ねが、「自分は大切にされていい存在なんだ」という感覚を少しずつ育てていきます。

 

自分を愛するとは、特別なことをすることではありません。

人にかけてほしかった言葉を、自分にもかけてあげること。

置き去りにしてきた気持ちを、ちゃんと受け止めてあげること。

365日24時間、いちばん長く一緒にいるのは自分自身です。

だからこそ、自分の気持ちを大切に扱うことが、人生を支える大きな力になっていきます。

 

参加者の皆さんの感想

  • 「普段から自分の感情に気づくことは意識していましたが、“そのままでいいよ”と慈しむところまではできていなかったと気づきました。ワークを通して自分にぐっと近づけた感覚がありました」
  • 感情の奥にはどんな願いがあるのかに目を向ける視点がとても印象に残りました」
  • 「感情に気づいた時、すぐ分析やジャッジをしてしまう自分の癖に気づきました。“そうなるよね”と受け止める視点が学びでした」
  • 「自分をハグして“今日もお疲れさま”と声をかける習慣を続けていたら、夜の反省会が減り、ぐっすり眠れるようになりそう
  • 「“人間だもの、誰でもあること”という視点が、自分を責める気持ちをやわらげてくれました」
  • 感情にラベリングして、ただ見るという考え方がとても印象的でした」
  • 「自分の感情の奥にあるニーズや願いに気づくことで、次の一歩が見えやすくなると感じました」
  • 「自分を慈しむことは少し照れくささもありますが、自分の一番の理解者でいたいと思いました」

 

じんわり心も温まる時間になりました♡

自分を愛するポーズで講座を締めくくりました

 

 

今回の講座が、参加された皆さんにとって、自分の心の中に少しでも安心感を取り戻す時間になっていたら嬉しいです。

(歳國裕子)

 

次回は、

シーズン3「自己受容」
第3回 いまここを生きる

あゆさんがナビゲートしてくれます。
ご参加お待ちしています!

日 程
子育てカフェ(土曜の昼)
3/14 10:00-12:15

子育てBAR(木曜の夜)
3/19 20:00-22:00

詳細&お申込みはこちらから。
わたしを生きる*子育てカフェ&BAR~子どもと一緒に育っていこう~