2016年6月に産声をあげた『そら』。その初めの一年が終わりました。“さいごのそら”も、いつものようにゆったりとした時間が流れます。こどもは、思い思いの場所で用意されたおもちゃを使ってのごっご遊びや、お味噌汁の野菜切り…。自分の思いを行為します。私たちスタッフは環境を整えるだけ(^^♪
おとなもいつものようにハッピータイム!それぞれの最近の出来事を話します。残念ながら写真はありませんが、この時間が回を重ねるごとに長くなっているようです!(^^)!(スタッフ談)
今日は『好きなことプロジェクト(好きプロ)』の時間。大人と子ども、同じ時空間で楽しみます。その前に“スタッフが伝えたいこと”をまいちゃんがお話しします。「今日は年長さんのさいごのそらで、みんなとの時間を楽しみたいから、ピアノは触らないでほしい」 スタッフの思いは伝わったようです。
紙袋やにじみ絵で色付けした画用紙、毛糸や木の実などの材料が用意され、好きなもの選んで作ります。キッチンでは、おやつの“蒸しパン作り”もありました。ここでも自分で決めて行動します!
小学部では、このプロジェクトの時間が“ことばかず”の基礎学習と同じくらいの割合であり、料理、木工、手芸、工作などのカテゴリーから自分でイメージしたものを形にしていきます。経験と年齢を重ねるとその形が芸術へ、研究へとひろがっていきます。
そして、またいつもの時間。こどもは北公園へ、大人は井戸端会議をしながらの味噌汁作り。14匹シリーズの絵本を見て、さぁ出発。好きプロで作った動物も一緒に(^^♪
北公園では、こぶしのつぼみがきれいです。また思い思いの遊びが始まります。枝は大人気のアイテム。「棒は目に入ると危ないから下に向けよう!」「人がたくさんいているところに棒をもっていかない!」などのルールが子どもたちから決められていきます。
さて、大きな木の枝を見つけた人が魔法使いのおばあさんになり、子どもたちと一緒に探検が始まりました。
おばあさんと急な斜面をどんどん登り、満開のミモザや質のよい土粘土などを次々発見‼ 急斜面では手を貸したり、発見したことを共感したり…、「そら」の一体感に魔法使いのおばあさんもうれしそう!(^^)!
気が付けば昼食の時間…、「お母さんやお父さんが待ってる~」と言いながら慌てて帰ります。「遅くなってごめんなさい」という言葉は、お話に夢中の大人たちの姿に消されてしまいました(*_*)
最後の最後は、一年の思い出をスライドショーで振り返りました。月2回ですが、人のつながりが強く、もっと一緒に過ごしたような感覚でした。ご参加いただきました皆様、楽しい時間を共有できたこと心よりお礼を申し上げます。『そら』が大人も子どもも皆のピースガーデンとなりますように、これからも環境を創っていきたいと思います。今後もどうぞ宜しくお願いします。次の『そら』は、4月15日(土)の説明会から始まります。
(エピソード)卒園児がスタッフに「僕、また来るからね。だってな、赤ちゃんできたら、僕お兄ちゃんとして来るから~」。お母さんに赤ちゃんのこと尋ねると「お昼ご飯の時、ずっとお腹を触ってくるんですよ~。お腹には赤ちゃんいないんですけど…」なんだかうれしいエピソードでした(^^♪
(ゆきちゃん)