朝、開口一番持ってきた図鑑を見せてくれたり、持ってきた虫かごや網を自慢してくれる人が続出中のそらの人たちです。「このチョウ見つけたいな」「オオスズメバチの女王バチは大きいんだよ」
虫博士たちがお気に入りの虫を教えてくれます。里山へ行ってあれしよう~これしよう~とワクワクしながら準備をしている姿を想像しながら「そら」の存在を嬉しく想います。

さて、朝のハッピータイムのあとは里山散策です。長いススキの穂やサンキライの赤い実、枝豆のようなクズの実を発見して、夏とはまた表情が違う、秋の里山を楽しみました。
虫好きの子ども&大人たちは、草むらをよく観察して、さっそくバッタやコオロギ、アオガエルを虫かごにいれていました。散策の途中、大きな枯れ木に土が埋まっていることを発見した人たちが、何かいるのではと期待して中を掘っていくと、ガチャガチャのカプセルサイズの大きな幼虫が埋まっていました。すると虫博士たちは大興奮!
「カブトムシの幼虫かも」
「いや、木にはカブトムシは卵を産まないから、クワガタだよ」
「木に土があったから、やっぱりカブトムシかも!」
と虫談義をしながら幼虫を傷つけないように掘り進め、時間をかけて大きな幼虫をゲットしました。「もう何匹かいるかも!?」とさらに掘り進めると、追加で2匹のカブトムシの幼虫がでてきました。これには大人も大興奮で、「今日はこれで大満足」「これが今日のハイライト」「ご神木だった」「帰りにコーナン寄って土を買おう」「頑張って掘ったね、ハイタッチ!」と満足気な感想が飛び交いました。他にも枯れ木には、ゲジゲジ、山ゴキブリほか様々な幼虫も出てきて、みんなで観察し合いました。

こちらは崖上り~「登れるよ!」得意げだったり、なんどもすべっては登りを繰り返したり、頂上へ到着した達成感を味わったり…いろんな表情がありました。

お昼は各自のお弁当と、カボチャやシイタケなどの野菜たっぷりお味噌汁を堪能しました。ウッドデッキでご飯を食べながら、「寒くなってきたし、次はたき火やな~」とスタッフが言うと、「楽しみ!」「何を焼こう!」とワクワクした声が聞こえました。

午後はアトリエタイム。
9月に収穫したわらでわら細工を楽しむコーナーでは、ローズマリーと組み合わせてネックレスにしたり、小さく編んで腕輪にしたり、正月飾りにしたりと、それぞれ楽しんでいました。手動脱穀チームもありました(^^♪

自然工作ではどんぐりのウサギやポケモン、ダンボール工作では電車やプールといった作品が生まれていました。割った竹を流しそうめんの台のように組み合わせ、そこにビー玉を転がしてさながら”ピタゴラスイッチ”を生み出した人もいました。アトリエタイムという時間を設けていますが、虫やサワガニ探しを楽しんでいる親子もいます~。

最後の振り返りでは、作った作品や捕まえた昆虫やカニなどを見せてくれました。

今日もワクワクがたくさんあった「そら」でした。(HO)