10月1回目のそらは、キンモクセイ薫る秋空の下で、前回稲刈りをした稲を脱穀しました。朝はスタッフが様々な貝殻を持って来たので、みんなで観察しました。「化石みたい」「ユニコーンのツノみたい」「貝殻の裏がピンクでかわいい」「耳に当てたら音が聞こえた」なんて声が聞こえてきました。朝のハッピータイムのあと、スタッフから脱穀の仕方の説明がありました。割り箸を使う方法、千波漕ぎを使う方法があると聞いたあと、さっそく外へ。

まずは公民館に干していた稲を、バケツリレーの要領で公民館の南館と北館の間のスペースへみんなで協力して運びました。脱穀は足ふみ脱穀機やおちゃわん、千波落としなどを使いながら気長な作業です。「なんかこんな作業好きやわ~」のおとなのつぶやきが聞こえました(^^)/ 今では非日常の里山の昔の暮らしには、気持ちがゆったりする作用があるようです。

一方、「生き物を探したい組」は川や田んぼの方へ行きました。石をどかしてサワガニを見つけたり、草むらでカエル、バッタ、コオロギを見つけました。またオナモミを見つけて服につけて遊んだりもしました。積んでいる枯れ木を発見した人が「中になんかいるかも」と枯れ木を割って見ることにしました。すると小さな虫やアリやクワガタの幼虫らしき虫がいて、「枯れ木は虫のお家なんだ」ということに気づき、一通り観察したあと最後はそっとしとこうということになりました。

今日の里山ごはんは持ってきたお弁当と、みんなで作ったすいとんのお味噌汁です。ウッドデッキでみんなで食べるごはんはおいしくて「人生で初めておかわりした」という人もいました。
お昼ごはん中にカマキリを見つけた人がいて、みんなで観察しました。お腹が大きかったので「お母さんかも!?」「あっちに放しておこう」と言いながらカマキリとはその後サヨナラしました。

午後はアトリエです。今日はいつもの工作の他、宝貝でアクセサリーを作りました。
前期に作った小麦粉粘土を焼いたキーホルダーと一緒に貝をつけているお母さんもいました。工作は、トイレットペーパーやラップの芯をピンに見立てて、ボーリングをしている人、空き箱に数珠玉やドングリを入れてマラカスを作っている人がいました。


この時間外でカラオケ大会をしている人もいて、工作の傍ら童謡がきこえてきました♪最後のふりかえりでは作った作品や感想を発表しました。作品や生き物が紹介される度、近くに寄って見に行く人たちの姿が微笑ましかったです。

次回は籾殻を取りたいと思います(HO)