学園の庭の真ん中に、石臼と杵。薪の準備やらをする大人の人たち。
こどもたちもそわそわしながら、その様子を遠目にじっと見ていたり、初めて見るロケットストーブに「あれなに?」と聞いてきたり。今日は、そらのお餅つきの日です。
「見て、お餅ってこうやって作るんだよ。」
せっせっせっと、おかあさんたち。
「重たいねえ。」
「よいしょ、よいしょー!」
そしておかあさんも、ぺったんぺったん。
親子ではない人たちも、そばでお仕事をしていたり。
ついたお餅はみんなでころころ。
そして大人もこの顔…!(ぺったんしてくれているおかあさん、満面の笑みのスタッフ)
おとなもこどもも楽しんだ冬の日でした。
ぺろりとお餅を食べたあとは、いつもの森とはちょっと違うところへお散歩。外から戻ってきて、まさかあんな感動が待っていたとは…
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この日お餅は3臼炊いたので、園庭には、石臼や杵、ロケットストーブの他にも、ベンチや椅子、ボウルやふきん、餅箱、長机など、外に出ているものがたくさん。
あらかたの片づけはおかあさんたちお願い!と簡単に伝え、こどもたちと一緒にお散歩へ。
外では綺麗な紅葉に心奪われ、こどもたちと走り回り
帰り道はゆっくり、学園まで戻ります。
すると、
あれ!
え!
「何にもないで!」と、こども。
あんなに重たい石臼も、外に出していたものすべて、綺麗さっぱり元に戻っているのです…!
おかあさん…おとうさん…!
この時は驚いて、ただただ感動して。お昼ごはんを食べながら、「ありがとうございます」「ありがとうございます」とお伝えするので精一杯。
でもこれ、そらのいいところだなぁって、後からしみじみ感じています。
こんな風に、おかあさんおとうさんが受け身じゃなく一緒にやっている感覚でいてくれること
お喋りしたり、リラックスして大人も楽しんでいること
自分の子じゃない子どもとも喋ったり遊んだりして関わってらっしゃるところ
新しい家族の方が来られても温かくウェルカムな雰囲気があること…
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私たちは、こどもの保育を担当しています。
こどもが健やかに育つように、自分を大切にする土台を育むように。
それと同時に、いつもがんばっている親御さんも、自分を大切にして、より自分らしくいられるように、とも願っています。
それはこどもはおとなの鏡だから。
6月から始めてきて、きっとみんなでこのそらの雰囲気を作ってきたんだなあ、みんなでこどもたちを見てきたんだなあと、とっても嬉しくなりました。
ありがたい。あったかい。
あ~、ほかほかな気分です。
(まいちゃん)
※11月より、そら後期が始まっています。見学随時受付中です。次回は1月14日
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(担当:西川、福田、濵)