今日のそら。

おとなの時間は子育てカフェ『心に届く伝え方』です。

 

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例えば、子どもがおもちゃを散らかしていたら、なんて声をかけるでしょうか?

 

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「片付けなさい!」「もう、いつも散らかしてばっかり!」

ついこんな言葉をかけてしまいますが、これだと子どもの自己肯定感を低くしてしまいます。

 

そこで、こんな時は「わたしメッセージ」で伝えると、親の思いがうまく伝わります。

 

「おもちゃがそのままになっていると、踏みそうになって歩きにくいし、なんだか落ち着かないんだ」

「わたしメッセージ」は、親の思いをすなおに伝える言い方です。

また、わたしメッセージで伝えることで、子どもが自分でどうしたらいいか考えるチャンスが生まれます。

そうすることで、思いやりの心が育ちます。

 

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今日はこの「わたしメッセージ」の作り方をお伝えし、

実際に自分の子どもに言いたいことを、わたしメッセージで作ってみる練習をしました。

そして、作ったわたしメッセージを使ってロールプレイしていただきました。

 

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わたしメッセージで伝えようとするとき、親は自分の本当の気持ちに気づき始めます。

「わたし」という一人の人間として子どもと接すること。

そんなあり方でいる時、親子の深い心の交流が生まれるのです。

 

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以下、参加者の感想です。

・「こうしてね」という前に、「どうしたらいいと思う?」と子どもに問いかけてみるといいんだなと思いました。

・親が家事をしている時に「おもちゃ探して~」と言ってくるのを受け止めてあげて、

一緒に探してあげることが自己肯定感につながるということを知りました。

・何回かに1回は言わなくてもやる時がある。その時にすかさず「できたね!」「ありがとう」と声をかけるようにしている。

(当たり前のこと、できることに焦点を当てること)このことが大切だと改めて思いました。

・自分ではいい感じにできたと思っていたわたしメッセージだったけど、

ロールプレイしてみたら「ちょっと脅されているように感じる」と言ってもらえて、

言われてみればそうだなと。自分ではない人に聞いてもらえてよかった。

・親は自分のことを「お母さん」「お父さん」というけど、それが無意識に「自分は親なんだ」「親だからこうしなきゃ」と植え付けてしまっているのではと思いました。

 

(2/23 あゆにゃん)

 

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そらも年度終わりに近づき、大人の人たちも、半年ほど共に過ごし、対話を重ね、想いも悩みも共有し、時間を重ねてきました。

だからこそ、お互いの振り返りもとっても正直で、安心安全な場が作られているんだなと、嬉しい気持ちになります。