第12回 教育カフェ・マラソンは、大阪ボランティア協会の水谷綾さんに話題提供者として来ていただきました。
まずは、寄付行為とは、どういうことのなのかというお話で、「自分が一番最初にやった寄付っていつですか?」という問いかけから始まりました。
学校で、赤い羽根共同募金をしたのが始めだったという人が多かったです。
寄付する理由には、「毎年のことだから」「共感」「たのまれたから」という理由が多く、
寄付しない場合は、「よびかけられなかった」「使途不明」「方法がわからない」というのがあるとのことでした。
実は、寄付とはつきつめて考えていくと、お金をあげたり、いただいたりする施しの行為ではなく、社会課題を解決する仲間になる行為で、その仲間を増やしていくためには、それぞれが取り組む社会課題の解決の重要性を伝える心の動く物語が必要だというお話でした。
寄付する側にとっても、寄付行為自体が、社会をよくしていくことへの参画の機会になるというお話でした。
最後に、寄付教育という概念にも触れられ、寄付について考えることが、社会づくり社会参加について考えることにつながっていくというお話をききました。
熟議では、「寄付と教育について」「寄付を増やすにはどうすればいいのか」という2点についてグループで話し合いました。参加者は、それぞれ自分の経験や考えを述べ合い、充実した時間となりました。
寄付が、社会参画の行為というお話がとても胸に響きました。(M.F)
水谷綾さんのビデオアーカイブはこちら