第49回教育カフェ・マラソン~上村有里さん(赤ちゃんからのESD)~


第49回、折り返し地点間近の話題提供者は上村有里さん。

赤ちゃんからのESDを立ち上げて、豊中市で10年以上活動されている方です。

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「未来とは何年後のことですか?」

という問いかけから始まりました。

 

言われてみれば、それで思い浮かべる未来は人それぞれ、場合によってそれぞれです。

上村さんには、その感覚が大きく変わった瞬間を体験しました。

 

それはご自身のお子どもさんが生まれた時でした。

未来への感覚が変わり、今のままではいけないと思いアクションを起こそうと考えます。

そんな中で出会ったのがESDでした。

ESDとは「持続可能な開発のための教育」のことです。

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これこそが今まで自分が考えていたことで、やってきたことだ、と感じて

取り入れることにしました。

 

そこで生まれたのが「赤ちゃんからのESD」でした。

それは小さなころから、そういう考え方や活動に触れておくことが大切である

という思いは勿論ですが、実は一緒にいる大人が学んで変わっていくことがポイントです。

 

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教育という分野は暮らしの中で、社会へ影響を与えていけるようなアクションにつなげていけるもの。 社会は自分たちの力で変えることができる、という考えで運営していきました。

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そして「赤ちゃんからのESD」は10年を越えて活動を続けています。

また、ESDの10年を機に豊中で新たな動きを生み出しました。

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未来のための学びをサポートするネットワークです。

自分たちが「おもろい」と思うことをやろうという考えで、進めます。

 

ただ、課題もありました。

生きる力を育むことへの成果はゆっくりで、見えにくいもの。

学校で求められるものは学力のようなスピーディで目に見えるもの。

そこへの意識の違いがあり、進めにくいことがあるというのです。

 

その課題を共有したあたりでちょうど時間が来たので、

その溝をどう埋めるのか、みなさんで対話して考えることにしました。

 

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「今、子どもたちの本当に必要な力とは」

「学校と地域との連携は可能か」

というテーマで話しました。

 

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力、という捉え方自体がどうなのか、という本質的な話が出たり、やっぱり大人が変わっていく必要があるのではないか、という話など、いろんな方向に広がっていきました。

 

ESDが考える時間の感覚は、やっぱり今までの教育とは異なっています。

やはりそれをいかに理解してもらって、連携していけるのかが大事です。

 

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それぞれの気づきを持って、対話の時間は終了しました。

最後にグループごとにシェア。短い言葉の中に込められた気づきを共有しました。

 

体験にもとづいた興味深いお話と、それにまつわる問いがあれば、対話は広がっていくものですね。

とても楽しい時間になりました。上村さん、ありがとうございました。(J.S.)

 

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