第75回ゲストは、ゼロ・ウェイスト・ジャパンの坂野昌さんです。
坂野さんは、日本で初めて「ゼロ・ウェイスト宣言」をした上勝町で活動されており、ダボス会議などにも出席された方です。
今回は、坂野さんにゼロ・ウェイストにまつわる話や、坂野さんが、なぜその活動をされているのかを話していただきました。
ごみってなんですか?
最初は、「ごみってなんですか?」という問いから。
・使わなくなったもの
・いらなくなったもの
など参加者から意見が出ていました。
ただ、他の人から見ると、ごみだと思っていたものが、実は価値があるものだったりもします。参加者の中で、改めてごみってなんだろう?という疑問がわいてきました。
ごみゼロゲーム
ここで、ごみゼロゲームというものをやってみました。
このゲームでは、リユースやリペアなどの視点から、あるものをごみにしないためにできることを考えるゲームです。
今回のお題(ものカード)は「プラスチックのレジ袋」。
みんなでごみにならないようにするためにはどんなことができるかを考えました。
・生ごみが出てきたときにいれるためにとっておく
・レジ袋でたこのようなものをつくりあそぶ
などの意見が出ました。
また、出たものをどうするかということだけではなく、「そもそも使わない方法を考える」ということも大事です。
坂野昌さんが今の活動をされているきっかけ
ここにも書かれているように、坂野さんはごみが好きで、この活動をされているわけではありません。
坂野さんは鳥が好きだそうで、絶滅危惧種の「カカポ」など、いろんな鳥の問題を知っていくうちに、今の「ゼロ・ウェイスト」の活動に結びついていったそうです。
ごみにまつわるもやもや
坂野さんのお話の後、「ごみ」にまつわる「もやもや」をテーマに、グループに分かれて対話しました。
・ファッションってどうなんだろう?流行に合わせて服を捨ててしまうのはもったいない。流行って何年か周期でまわってくるから、それまでどこかにとっておけないか。
・贈り物が気になる。相手は善意かもしれないけど、こちらにとってはいらないものだったりする。
・ごみを分別した後、それがどのように処理されているのかが気になる。
・雨の日に紙ごみを出すことが気になる。濡れて溶けだしてしまっているものがあったりしないか。
・ものを買うと、その梱包材やテープも一緒に買うことになる。
など、改めて、ごみにまつわる問題というものがいろいろと見えてくる時間になりました。
坂野昌さん、話題提供していただきありがとうございました!
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