第31回目の教育カフェ・マラソン。
話題提供者には、Life Point 共同代表で、株式会社ミライロ 講師兼ディレクターをされている堀川歩さんのお話をお聴きしました。
堀川さんは、女性として生まれましたが、男性としての心をもち、今は男性として生きています。
その堀川さんから、小さいときからのお話をお聴きました。
違和感を感じた小学校時代から、はっきりと意識し始めた中学生時代。
周囲の心無い言葉や対応に、死にたいとさえ思われたそうです。
なげやりな気持ちで入学した高校。やりきれない思いで過ごしていたとき、ある人の言葉が人生を変えるきっかけになったそうです。
憧れていた先輩に好きな色をたずねたとき、「空色」と返事がかえってきたそうです。
「ある時は青色、でも赤色にも、白っぽい色にもなる。いろいろ移り変わるそんな空の色が好き」だという先輩の言葉に、まるで自分のことを言われているような気がして、自分は自分でいいんだと思えたそうです。
それから少しずつ、自分のことを正直に周りの人に話していった堀川さん。
地雷撤去を夢見て、自衛隊に入隊しますが、女性隊員としてしか入隊できず、
自衛隊を辞めて、地雷が埋まっている国々を見てまわったそうです。
自分をそのまま受け入れて、自分らしく生きることの大切さを伝えてくださった堀川さんのお話を受けて、グループに分かれて熟議をしました。
テーマは、「性について」と「自分らしさ」について。
参加者の中には、LGBTの当事者の方もたくさん参加してくださっていて、実り多い熟議になりました。
グループの話し合いをシェアした後、記念撮影をして終わりました。
いろんな方の思いあふれる、すてきな時間となりました。