第65回教育カフェ・マラソン~荒木寿友さん 立命館大学教職大学院~


第65回教育カフェ・マラソン、立命館大学教職大学院の荒木寿友さんのお話で始まりました。

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立命館大学の教職大学院だけでなく、NPOでも活動されていて、子どもたちとワークショップをしたり、大人とワークショップをしたり、ミャンマーに行ったり…実に様々なことをされています。

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ミャンマーの支援では、お寺が開いているという学校に入って活動。教員として子どもに教える人には教員免許がない、一人ひとりを当てながらできない人を前に呼んで来て並べる…など、独特な教育がなされているようです。 動画で様子を紹介していただきました。

 

 

 

そして道徳のお話。 そもそも道徳にはかなりの歴史がある。生き残るために、それを必要としてきた。 平等、思いやり、ズルをする人への罰…今の人間にも根強く残っている感覚がある。

 

ハイトという人が、人は判断の前に感情がある、という研究を発表した。 また、グリーンという人が、人は集団を作り協力関係を築くものだが、それは他の集団に対抗する時により強く発揮される、ということを述べた。集団と集団をつなげる方向ではなく…。

 

人間は、実は直感で判断していることが多くて、それほど考えてはいない… 単純な算数の問題も、つい直感で答えを出してしまうもの。

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そんな人間の特徴を前提として、これからは「考え、議論する道徳」へ。 コンピテンシーを意識した教育改革の結果、学習指導要領は変わってきている。

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考える道徳 モヤモヤがキーワード。モヤっとするような、揺さぶられるような発問をすることがポイント。 それが生活経験にズレを感じる、ということが大事。

議論する道徳、対話をすること。 対話のポイントは傾聴。話に出ることはその人が経験したこと、その歴史に耳を傾ける。 そしてジャッジしない。それをした時点で話を聞けなくなってしまう。

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関係性づくりがあって、そこからはじめて対話、議論が可能になる。 それが対話に基づいた議論のポイント。 動画を見ながら考えました。

みなさんも是非見てみてください。

 

 

状況を俯瞰的に眺める そもそもを問う 多様な人と出会う ということが大事。

 

今、道徳授業づくり実践講座ということで、WEBに連載をされています。 ぜひご覧になってみてください↓

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教育zine~明日の教育を創る人へのウェブマガジン~
※第一回のページのリンクです。

熟議のテーマは

・教育の目的は何か

・それを踏まえて、どのような道徳教育が望ましいか

となりました。

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教育の目的を考えることそのものが道徳になるのではないか、幸せを感じられるような教育を、自分を見つめられるような時間を… など、いろいろな考えが出ました!

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規範を守らせる方向、それは外にあるものにいかに合わせるか、ということ、それが大事だという側面もある。一方で内面にあるものを見つめることも大事。なのにむしろ前者が強調されることが多いのが現状。 青少年の問題が起こった時に特に道徳教育のことが言われる。

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どちらかに偏るのではなく、両面を大事にしていきたい。 というお話でした。 ひとつ大切な問いをいただいた感じですね。 荒木さん、ありがとうございました!

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次回の教育カフェマラソンは、金光敏さん! 11月16日(金)18時30分からです。 少し先ですが、ぜひスケジュールに入れて、ご予定ください。 またお知らせします!

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