おすそわけハンターという、初めて聞くような肩書を持った中さんのお話は全てが新鮮で、驚くようなことばかりでした。
好きなことをやってみる、それを仕事にしていなくても好きなことに触れる機会やそれを口に出してみたり、発信したりしていくこと。それがあれば、今の世界の通信技術でいろんなつながりができ、そこから面白い発展をしていくことがあるのだということがよく分かるお話でした。
何よりもご本人がこんな風になるなんて、と驚いていて、しかもそれを楽しんでいる、というのが素敵だと思いました。予想ができないし、考えようによっては将来が不安になってしまうような生き方かもしれませんが、別の考えようによっては、面白くて仕方がない人生でしょうね。
好きなことを形にしながら、周りの流れにも合わせて楽しんでいくような人生を歩む人がこれからもっと増えていくのではないでしょうか。
会としては、今回はジビエバーベキューバージョンという初めての試みもでき、刺激的な時間になりました。
中さん、ありがとうございました!(J.S.)
以下、今回の教育カフェマラソンのTwitterでの発信を転載します↓
第71回教育カフェマラソン、おすそわけハンターの中博司さんにお越しいただいています! 始まりました〜♪ 今日は多目的室でお話し、その後ジビエバーベキューをします!
お話を聞きながら質問ができるようにとLINEやMessengerの連絡先を共有することから始まりました! 現代的ですね…!!
おすそわけハンターとは……!? 罠を仕掛けて鹿やイノシシを捕獲します。それをおすそわけしている、とのことです。 写真↓はイノシシによる稲の被害の様子。そういう時に捕獲の依頼があるそうです。
罠はサッとかける。人間のニオイがつかないように… 罠の使い方を教えてもらいました。
ドローンを飛ばして様子を確認して鹿のいる場所を確認したりするそうです…
もともとは公務員として動物係をしていて、動物の被害を受けて行政からハンターに依頼をするということをしていました。 頻繁に頼んでいる内に、お前もやってみろ、と言われて始めたそうです…
鹿の角で印鑑を作ったり、鹿 の頭を埋めておいてキレイな頭蓋骨を作ってインテリアとして売ったり、ということをされています。
参加者からの質問コーナー。 なぜ罠を選んだのか。 →銃が怖いから。銃は打った弾ひとつひとつに書類での報告が必要で大変だから。 鹿やイノシシ以外は獲らないのか。 →免許としてはできるが、獲らない。
狩りについての決まりごとや、方法、時期による肉の美味しさについて、など、細かいところまで教えてもらいました。
おすそわけをしつづけると…気球を飛ばすイベントをすることになった…!? 現代のおすそわけは近所だけでなく、インターネットを通じて遠くにも情報を届けることができます。
漁師さんにおすそわけしていると、魚が欲しかったらいつでも言ってと言われて魚フリーになり、美容師さんにはいつでも髪を切ってあげると言われ、更に友だちにも…と波及して、商売がつながったりして、みんなハッピーになっていった…!!
物々交換だけでなく、イベントの運営にも波及することに… お礼としてイベントを手伝ってもらう内にクオリティの高いイベントができたり、楽しい打ち上げができたり、前夜祭ができたり、スタッフをやりたい人が出てきたり… そこから企画して、気球を飛ばすことに…
それも有料でスタッフをするという形式になり、やりたい人がやる気を持ってしてくれて、実施ができました。 中さんご本人も、理解できない程、おすそわけからいろんなことが起こっていると…
空を飛ぶのが好きで、空が飛びたくてパラグライダーで空を飛ぶ練習をしていたことも… でも民家に墜落する事故があって、それまで空から自分で写真を撮っていたのが、ドローンで撮るようになった…と。
おすそわけしていると、変なことがたくさん起きていった… 東京に呼ばれて、新幹線に乗る時に席の隣の席に鹿の頭蓋骨を置いていると、近くの人と話が弾んで頭蓋骨が売れたり…そこからおすそわけが始まったり… ということもあったとか…!!
今までに100人近い人におすそわけをしていたが、物理的な距離が関係なくなったのが大きい、とのことでした。 ここからは、バーベキューです♪ その中で対話します。
バーベキューもにぎやかに、美味しく鹿肉をいただきました! 生い立ちのお話も聞けました。 最後にトドメをさしている時の映像を見せてもらって解説してもらいました。 中さん、ありがとうございました!