第62回教育カフェ・マラソン~佐藤和哉さん 篠笛奏者~


第62回目の話題提供者は、篠笛奏者の佐藤和哉さん!

司会からの紹介の後、佐藤さんをお呼びすると、ホールの照明が前のライトだけになりました。

扉が開いて佐藤さんが登場!いきなり一曲篠笛演奏をご披露いただきました。

 

音色も素晴らしく、その立ち振る舞いからも篠笛への想いが伝わってくるような素晴らしい演奏でした。

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そこから佐藤さんのお話が始まりました。

家系としては特に音楽にかかわりがあったわけではありませんでした。

音楽の始まりとしては小学生の時に習い始めたピアノ。そして中学生でブラスバンド部に入りパーカッションに取り組み、ドラムを叩く。

ただ、この時に地元佐賀の「唐津くんち」の囃子を学び、初めて横笛に触れました。

中学生の時はドラムを叩いていたけど、周りにあまり音楽をする人がいなくて、自分で音を聞きながらやっていた。

高校生になって、ギターの弾き語りをしている人を見て、これなら一人で曲ができる!と思い自分でもやり始める。

家で半分で隣の県まで一人で行って、路上ライブをして音楽関係者から声をかけられたこともありました。

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最初は大学に入るつもりがなかったけど、「大学は自由に使える時間がたくさんあって、そこで音楽もできるし入っておいた方がいい」という言葉で、両親に入りたいとお願いしました。

大学では哲学の中の音楽美学を学びました。

その頃に、初めての海外一人旅に出ます。場所はトルコ。

そこで「日本の音楽をやってよ」と言われる。初めはMr.Childrenを弾き語ってみたけど、反応は薄かった。そこで、昔聞いたことがあるテレサテンさんの曲をアカペラで歌ってみたところ「これが日本の音楽だね!」と反響があった。

そこで、当たり前のことだけど「日本人なんだ」ということを実感。

 

大学を卒業後に和太鼓の舞台を見にいくことに。そこで篠笛に出会います。

横笛といえば「唐津くんち」の囃子。ただそれは音階がなく、一般的な曲は演奏できなかった。でも篠笛は音階があり、いろんな曲を奏でることができる!

篠笛との本当の出会いでした。

 

その後、和太鼓チームに入って修行をすることを経て、篠笛奏者に。

篠笛の音色で故郷を感じてもらうこと、聴く人に楽しんでもらうことを目標に、篠笛で曲を作って表現していくことにしました。

その後、『さくら色のワルツ』がゆずの『雨のち晴レルヤ』の曲のモチーフとして採用されて作曲に参加するなど、精力的に活動されています。

 

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熟議のテーマは

夢を見付けるためには?

その夢を叶えるためには(大切なことは)?

でした。

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夢とはそもそもどんなものか、目標とどう違うのか、という問いもあり、いろんな観点から対話ができました。

自分の大好きなことを大事にすると夢と出会うことができる。人とつながりの中で実現していく。直感を大事にしよう…などなど、たくさんの意見が出て、深まる時間でした。

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それぞれのグループからのシェア。多くの気づきが生まれました。

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最後に佐藤和哉さんからひと言いただきました。

今回、夢を見付けるためにどうするか、実現するために何を大切にしたらいいか、について話すことができました。もし、子どもが大きな夢を描いた時に、それに向かっていくためにどのようなアドバイスができるのか、それを考えてみたい。今回、いろんなお話ができて、勉強になりました、ということでした。

更に、最後にあの『さくら色のワルツ』を披露していただき、今回のカフェマラソンは結びとなりました♪

佐藤和哉さん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

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次回は5月18日(金)で、話題提供者は菊本照子さん(ケニアMatumaini<マトマイニ> Children’s Home運営)です。

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お楽しみに!