第55回教育カフェ・マラソン~築城由佳さん ついき社労士事務 代表~


第55回教育カフェマラソン、話題提供者は築城由佳さん。

社労士事務所を運営する”シングルマザー”の方です。

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大学を卒業した後は、タレントのマネージャーをされていました。とても大変な仕事で、なかなか続かず退職。 その後いろんな仕事をしていく中で社会保険労務士という資格に出会い、軽い気持ちで勉強を始めるが、なかなか大変だった。それでもがんばって資格を取得。

東京で社労士事務所に勤めている間に結婚をしたり、離婚をしたり… その内に、東京ではなくて実家のある大阪に戻って子育てをしながら働こうと決めて、独立。 シングルマザーのシェアハウスの運営会社と提携して、座談会などのイベントをしているそうです。

シングルマザーという言葉にはネガティブなイメージがある。だけど、その状況を見直せないかと考えました。 そこからシングルマザーとしていろんなことを考えてきました。

面会交流というものがある。 子どもがいる夫婦が離婚した後に、親権のない方の親に子どもが定期的に会って交流するというもの。 はじめは本当に面会交流が嫌だった。お父さんには会わない方がいいよと子どもに言ったこともあった。

それでもそんな自分を変えていきたいと思った。 面会交流は、第三者機関が間に入ってくれて、直接やり取りをしなくてよい。そして交流中はそのスタッフがついていてくれる。 だから安心して自分の時間が取れる。 ポジティブにとらえて、子どもにも接するようになりました。

そんな体験を通して自分や子どもが変わっていく様子を、いろんな人に伝えたいと考えるようになりました。 ハッピーシェアリングの活動で、シングルマザーのLINEグループを作ってつながってやり取りをしたり、支え合ったりできる仕組みを作りました。

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社会保険労務士をしていると、シングルマザーは弱者としての扱いが目立つ。そしてどうしても自分に後悔とかネガティブな感情が残ってしまう。 だけどそれを受取りなおして経験を活かしてほしい。

 

自分で選んだこと。子どものためなんて言っても、やっぱり自分の問題。 いろんなシングルマザーの方とお話したけれど、まずは自分が自立できるようにしておくことが大事だと感じている。

そんなお話しでした。

今日の熟議のテーマは

・面会交流についてどう思うか?

・シングルマザーという言葉をポジティブなネーミングにしたい。

という2つでした。

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シングルマザーという名前を変えるより周りの認識が変わること、過去と今を比べるよりも、今をとらえてこれからの幸せを描いていけたら… いろんなお話がでました。

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ヨーロッパなどの海外には、共同親権という制度がある。平日は母親と、週末は父親と、という家庭の形も普通にあり自然である。 そんな風に制度が柔軟になっていけば、という築城さんの願いが込められたテーマでした。

ありがとうございました!

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次回は装丁家の矢萩多聞さん!『偶然の装丁家』の著者の方です。

また素敵なお話が聞けると思います♪お楽しみに! 10月20日(金)18:30-20:45です。

 

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