第46回教育カフェ・マラソン~高井啓大郎さん(のあっく自然学校代表)~


第46回教育カフェマラソンの話題提供者は、のあっく自然学校の高井啓大郎さんです。

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高井さんは、幼い頃からお父さんからの虐待を受けてこられました。ご自分も、お子さんを授かって父親でもあられる身ですが、「自分の子どもにも父親にやられてきたように虐待をしないだろうか」という不安を感じながらも、とにかく子どもと向き合って一緒に成長しようという気持ちで子育てしておられます。

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今回のお話を聞いて、虐待とまではいかなくとも、子ども時代に親や周囲の大人たちにやられて嫌だったことを自分の子どもには絶対にしないと思っていても、いざ子どもと関わると自分も子どもに嫌なことをしてしまうことを考えると、他人ごとではないと身に染みて感じました。

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熟議では、「反抗期の子どもとの接し方」「虐待は繰り返されるのか」についてディスカッションをしました。「反抗期の子どもとの接し方」では、「親に反抗することは、子どもの本音や真意を理解してほしいという心の声である」「『反抗期』という言葉は大人の都合の良い言葉なのでは」などの意見が挙がり、「虐待は繰り返されるのか」では、「虐待はいけないことだが、虐待をしてしまう親にも何らかの背景があることを理解する必要がある」などの意見が挙がりました。

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ディスカッションを振り返ってみて「反抗期の子どもの接し方」については、「親が上、子どもが下」という観念ではなく、お互いに同じ人間として対等な関係で意見を交わしながら共感・共有できる関係性の重要性、「虐待は繰り返されるのか」については、虐待をしてしまう親も子ども時代にひどい仕打ちに遭って、周りに理解してくれる人間や居場所が見つからずに自己肯定感が低いと思われるので、先ずは親自身が自己肯定感を満たす必要性を感じました。

高井さん、貴重なお話を本当にありがとうございました。(R.F.)

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